佐藤哲三郎：中国風景 習作（1942ころ）
佐藤哲三郎（1899-1958）は県出身の忘却画家のひとりです。新潟県立近代美術展の常設展で新収蔵（＆寄託）展示室で見つけました。部屋に飾るにいいな。ちょうど（われらが新潟県出身の）「会田誠展」が相変わらずの展覧会を開催中です。「戦争画RETURNS」シリーズから六曲一隻屏風「紐育（ニューヨーク）空爆之図（1996）」が展示されていて、ホノグラムペーパーにプリントされたゼロ式戦闘機が陽光に包まれるように次々と光彩を放って夢幻的ともいえる美しさです。画集ではよく見かけるのですが、実物は初めて。
石井柏亭：出雲雄姿 下図（1938)
会田誠「戦争画RETURNS」シリーズに合わせたのでしょう。常設展も戦争をテーマにした作品が多く展示され、ちょっと面白かった。石井柏亭の「出雲雄姿」。端正な下図で「戦艦ってかっこいい」と思って描いてるのかもしれませんね。