真田太平記の遥くらら | mizusumashi-tei みずすまし亭通信
真田太平記02
 グラフNHK(1985)
真田太平記01
 真田太平記 女忍・お江役の遥くらら

(困ったことに)昭和60年1年分のグラフNHKが手元にある。4月から池波正太郎原作の「真田太平記」が始まり年内いっぱい放送された。宝塚出身の遥くららが演じた“女忍・お江”がたいそう評判になり、グラフ誌での露出も多い。遥くららに(困ったことに)私もハマった。真田太平記が新鮮だったのは、華々しく戦国に散った真田幸村ではなく、徳川方に加担した信之の目線で描かれたからだろう。もちろん、作者は幸村に「(真田が)敵味方に別れるのも、あながち悪しゅうはござるまい」などと言わせて、ドラマに奥行きをもたせた。

大河ドラマの新作が発表されるたびに書店にガイド本が並ぶのは常のことで、やはり「真田太平記」のガイド本も発売され古本検索にもヒットするが、これが(私の小遣いでは)案外の高額で手が出ない。「軍師官兵衛」をお愉しみの皆さまは、しっかりガイド本を買っておかれると30年後には元が取れるやも知れぬ。「真田太平記」はDVDが発売されているので、いつかお江・遥くららを描いてみたい。幸村に草刈正雄、信之に渡瀬恒彦、父昌幸に丹波哲郎。すばらしい。

真田太平記03
真田太平記04
真田太平記06

ネット上に「お江・遥くらら」の画像はほぼ皆無に近いので、拙者のお宝画像をアップしておこう。(困ったことに)ひとりこんなことを悦んでいるようでは、過去にのみ今日以降の人生があるがごとき、まことに「いい歳をして」照れとないまぜで慚愧に身が縮む思いでありまする。

黒木メイサ
 薙刀をかまえる