大河ドラマ「八重の桜」 | mizusumashi-tei みずすまし亭通信
八重の桜01
 大河ドラマ「八重の桜」の綾瀬はるか
中村獅童
 佐川勘兵衛役の中村獅童

結局「八重の桜」はほとんど観ることなく、ダイジェスト版は録画したもののいまだ観ずにいる。かつてNHK大河ドラマの視聴は習慣だったのに、いつ頃から観なくなったのだろう。観ていた頃も現在も「大河」の造りはそれほど変わっているとは思えないから、観る側であるこちらの方に問題が生じたことになる。主人公の波瀾万丈(に伴う良いお話)に、一年間という長期間つき合っていられなくなったということなのか。

図書館から借出したNHK出版「八重の桜」大河ドラマストーリーを斜め読みしながら、案外面白そうなのにと思ったりするのだが、放送開始冒頭を虫食いに観たばかりである。綾瀬はるかは嫌いじゃないのに。さて、もう「軍師官兵衛」の放送が始まって、こちらも(官兵衛の妻役で)大好きな中谷美紀が出演しているので、今のところ観てはいますが、さて。大NHKが大河で冒険はし難いだろうが、そろそろ考えてもいいのではないでしょうかね。

視聴率という問題もあるのだろうが、どうせ苦戦続きのようだし、いっそのこと「怪僧道鏡」「石川五右衛門」といった悪党盗人が主人公とか、南北朝のころ「後醍醐帝」始末などヴァイオレンス満開で描いてみるとかね。白土三平「カムイ伝」で国民の闘争本能を蘇らせ、これが民衆による政府転覆、共和国家建設のきっかけとなったとなれば、NHKも本望。閑話休題(それはさておき)時代劇は予算たっぷりNHKの独擅場だから、少しタガを外してみたら。

八重の桜本