10年目にして初めてのお客さん |     みやこわすれの料理・つれづれ記

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  新築10年目にして初めて、陶芸家のNさんが我が家に立ち寄られました。


父は人づき合いを大切にしていたので、10日に1度は実家に客があり、


応対が苦手な母に代わって、高校生の私が応対していました。


だから、父の対人関係はほとんど把握していました。


 

それにひきかえ主人は結婚以来家に人を招きたがらず、父が生きていた頃に


私がマンションでホームパーティーを開き、コダック社のアメリカ人・コダック社の


方・会社の幹部を3~4回招いたのみです。


  

  Nさんは、お仕事の後 S美術館に坂田和實さんの展示を見にこられ、私が


迎えに行き、家へお誘いしたのでした。


小川軒のレーズンウイッチを頂き、恐縮しました。


 

京都の麩まんじゅうを Nさんが焼かれた錆粉引のお皿で出し、私の父の叔父


にあたる川喜田半泥子の家宝の井戸茶碗で、お抹茶を点てて差し上げたら


非常に喜ばれました。


「 写真を撮らせていただいていいですか?」 と聞かれ、井戸茶碗の写真を


撮られ、半泥子の陶芸の世界を語られ、陶芸家にとっては憧れの存在である


というようなことを仰いました。


それをお聞きして改めて半泥子のことを誇りに思いました。


  (以前の半泥子の記事はこちら右矢印 http://ameblo.jp/yoihonomori/entry-11180043903.html  




  せっかくの機会なので、3階の和室の 「唐長」(京都・修学院)のふすまも


ご覧頂きました。


二条城・桂離宮と同じ 「唐長」 が手掛けたふすまです。


淡いブルーの濃淡の地に、和蘭が手刷りで擦ってあるものです。


「100年はもつそうです」と申し上げたら、「今に通じるモダンさがありますね!」


と言われました。  (唐長の記事はこちら右矢印 http://ameblo.jp/yoihonomori/entry-11277213855.html
 )



  あと、和室に飾ってあった曽祖父が書いたお軸 ・ 実家にあった蓋付きの


塗りの菓子器、そして先日実家からもらってきた昔の踏み台にも興味を示され


ていました。



やはり、お客様というものはいいものですねビックリマーク


風通しが良くなり、他の視点の話題も広がります。


でも、今さら主人の閉鎖的な性格は変わらないでしょうネ・・・ビックリマーク