四回転ジャンプと広背筋 | Il nome della rosa

Il nome della rosa

フィギュアスケート男子シングルのファンです。
羽生結弦選手を応援しています。
個人記録用ブログ

大阪で開催された四大陸選手権、たくさんの感動がありました。

私は、おうち観戦だったのですが

2人の現地観戦の方から現地情報をメールして貰い楽しく観戦していました。


そのうちのお1人は、なんとマックス・アーロン選手とハグしたんだそうです。

彼女の話だとアーロン選手、凄い筋肉だったそうで

ハグの時に胸筋、背筋をすごく感じたんだとか。

ひゃ~。

現地さんのお話を聞いて、やっぱり彼は筋肉凄いんだなと・・・

だから彼はパワーのあるジャンプを跳ベるのだなと思いました。

はじめて、全米でアーロン選手のSPを見た時、

後ろ姿にヤグディンとかジュベールの姿がチラついて・・・

小型のヤグ、ジュベみたいだなと思っていました。

マックス・アーロン選手、ショートの出遅れがひびいて惜しくも4位でしたが、

フリーはケヴィンに続いて2位でフリーのスモールメダル獲得でした。
http://www.youtube.com/watch?v=nAo4E-OT1Nc&feature=player_embedded
挨拶代わりの様な4S+3Tですね。



四回転ジャンプを跳ぶ選手は広背筋が綺麗に発達していいると聞いた事があったのですが・・・
広背筋っていま一つ何処なのか分からなかったので、ちょっと自分用のメモに・・・。


広背筋
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E8%83%8C%E7%AD%8B

 
  肩甲骨の下の筋肉なんですね。知りませんでした(笑)


これだけだとピンとこないので・・・スケーターさんのお姿を

こちらはジュベール選手の筋トレの様子です。

joubert

スミマセン。

なんだか怪しげな動画なのですが、この際、彼のショーツとかカメラアングルとか

諸々は無視して頂いて彼の筋肉の様子を見ていただけたらと思います笑
(あぁ、なんだか変なペタ貰いそうな予感OMG)


凄いですね。背中の筋肉といい、腰から下の筋肉といい・・・筋肉の塊です。

しかし、これだけ筋肉がついていると体が重くなって、かえってジャンプが跳びにくいのでは?

と私は思うのですが・・・。

ジャンプは3回以上空中で回ると、軸がぶれてくるんだそうです。

でもそのぶれを抑えてくれるのがこの広背筋なんだそうです。

この筋肉がぐっと抑えてくれるから多少軸がぶれても降りてこられるんですね。
  
  
  
 
 

 ヤグディン選手。

いつのお写真か分かりませんがヤグディン選手も相当鍛えていたと思われます。

フィギュアスケーターというよりサッカー選手の体みたいです。


ソルトレイクシティー五輪のヤグディン「仮面の男」

彼の大きくて広い背中の印象が今でも焼き付いています。

ヤグプル時代、私はヤグ派でしたにこ

もちろん、私はプルシェンコ選手のファンでもありますが

当時の私にはヤグディン選手がとても洗練された大人のスケーターに思えました。

帝王と呼ばれるに相応しい重量感のある迫力のジャンプ。

そして彼はただのジャンパーではなく氷上のアクターでもありアーティストでもありました。



 動画お借りします
アレクセイ・ヤグディン 2002オリンピックFP
 
このFS何度観ても泣いてしまいます。


ちょっとソルトレイクが懐かしくなったのでこちらの動画も
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13529022
この動画も、ついつい最後まで見てしまって困ります。








そして、こちらは結弦くんの背中。


みなさまご存知のダンスバトルから。

ちょっとぼんやりですが、メリルお姉さまと一緒の画像です。


元動画はこちらに
http://www.dailymotion.com/video/xsx00c_the-ice-2012-yyyyyy_sport?start=5

 上の2人とは対照的ですね。

とても華奢に見えます。

と言っても上の2人がすご過ぎです。

普段の体重55キロで体脂肪5~6%という事ですから

無駄な脂肪は一切なく、しなやかな筋肉で全身が覆われている細マッチョ状態ですね。
 


本田武史さんのインタビューより
http://web.canon.jp/event/skating/interview/int_honda2.html

   

羽生は「身体能力が素晴らしい」
(一部抜粋)
ジャンプは、身体が細くて軽く、軸がしっかりしているのが良い部分。
さらに柔らかい筋肉をムチのように使える、バネのある選手で、無駄な筋肉を使っていないので疲れていても回転できる。そういった意味で肉体的能力が高い選手です。



この本田さんのインタビュ-もう何度も読みましたが

「柔らかい筋肉をムチのように使える、バネのある選手」、この本田さんのお言葉、とても気に入っています。

結弦くんの美しいジャンプはあの柔らかな筋肉とバネによるものなのですね。



余談ですが、ソルトレイクシティー五輪でヤグプルに次いで3位だったゲーブル選手。

彼は「クワドキング」と呼ばれていました。(上の動画で見る事ができます)

彼もまた細身のタイプの選手で、ハムストリングが発達してバネがあり、細い軸を作るのがうまい選手でした。

公式試合で76回の4回転を成功させたんだとか。凄いですね。


ケヴィン・レイノルズ選手も重たい筋肉がついている選手ではなく

ジャンプは高くないけれど、回転が速い選手。

同じ四回転ジャンプを跳ぶにしても選手によってタイプが違うと言う事が分かります。


結弦くん、今はとても細いですが今後体型はどう変化していくのかな?

ガチムチの結弦くんはちょっと想像できないんですが

年齢と共に逞しくなっていくんでしょうね。

でもケヴィン君みたいに、20才過ぎても妖精体型の子もいるし

う~ん、分からないですね。




昔はストイコ選手やヤグディン選手のような力強い筋力で跳ぶ選手が好きだったのですが

結弦くんのジャンプに魅せられ

すっかり結弦くんのジャンプに心を奪われてしまったというか、魂を奪われてしまいましたきらきら

四大陸選手権でのSP、FSの4T、綺麗でしたね。

軽やかに舞いあがり、軸が細く、着氷後の流れもとても美しかったです。



そしてどこまで飛んでいくのかと思うような3Aや美しい柔らかなタノジャンプ

結弦くんのジャンプは芸術品だと思います。



今度の世界選手、きっとハイレベルな大会になると思います。

そして、色々なタイプの四回転が見られると思います。

結弦くんの課題のサルコウさん。

四大陸選手権では練習を積んできただけにとても残念でした。

海外選手が4回転のサルコウをバンバン跳んでいる姿を見ると若干ジェラシーも感じてたりして・・・。


世界選手権で成功できるといいですね。

そしてフリーに関しては、今まで培ってきた表現を大事にしつつ、技術面をしっかり見せてくれ

たらなと思います。

ファンの私は今から結弦くんの完成形のFSを頭に思い描いてワクワクしていますWハート

そして、笑顔で演技を終える姿も。

カナダでの練習、どうかがんばってくださいね。

どうか悔いなく納得の演技が世界選手権でできますように。

今からスケートの神様にお祈りしていますキラキラ




  
「鬼神のごとく舞い上がり、天使のように降りてくる」




結弦くんのジャンプ本当に美しいですありがちなキラキラ










最後まで読んでいただきありがとうございますぺこり