「無理」(奥田英朗)を読みました。
奥田英朗さんのファンなので、これも楽しく読めましたが、
若干後味は良くない。
日本が今抱えている諸問題が散りばめられて、そこから登場人物が
交錯していきます。
生活保護問題、地方議員と公共事業問題、主婦売春、介護、外国人労働者、
引きこもり、新興宗教。。。とにかくてんこ盛り。
生活保護に関しては、とても詳しく描写されていて、
誰もが思っているけれど、口に出すのは憚れる
そんなセリフが随所にあり、スカッとします。
私が奥田英朗さんの小説が好きな理由の一つです。
でも、このラストはズルイ!