自我対象を知る うつがよくなる vol.9 | ヨーガ心理学

ヨーガ心理学

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  自我対象

 

 

 うつ病の対策としてまず考えなくてはならないのは、「私とは何か?」についてです。人は誰でも「私」というものを認識しており、同時にそれはざまざまな対象に依存しています。例えば、「私は学生である」「私は主婦である」「私は〇〇会社の社員である」というように、社会的な立場や役割を「私」と呼んで自己認識を行っています。

 これは趣味や技能についても同様で、釣りが好きな人であれば「私は釣り人である」とか、ピアノが上手ければ「私はピアニストである」というように様々なものが「私」として認識されています。また、「これが私の体である」とか「これが私の資産である」という自分の身体や持ち物に対して、「これは私の思考である」「これは私の宗教である」というような心に対しても自己認識しています。

 ヨーガ心理学では、この「私」の認識対象となっている体や能力、社会的立場、資産などを自我対象と呼び、その対象と自我が同一化することを自我同一化と呼びます。また、自我対象を自分だと思わせる心の働きを自我意識と呼びます。

 このように、私たちは何らかの自我対象を持っており、それは一つではなく複数あります。つまり、「私は思考である」「私は体である」「私は〇〇会社の社員である」「私は父親である」「私は釣り人である」というように、いくつもの自我対象を同時に抱えているのです。

 うつ病の場合、まずはこの自我対象に何らかの問題が起きているということを考えていきます。

 

 

 

 

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