自我の課題を自覚する うつがよくなる vol.7 | ヨーガ心理学

ヨーガ心理学

ヨガの心理学について


 

 

  自我の課題を自覚する

 

 

 うつのより抽象的な問題としては、「私は私らしい人生を歩めていない」ということです。

 人間の自我には、生まれながらにその人の生きる情熱や人生課題があるというのがヨーガ心理学の見解です。ですから、衣食住が満たされ、生活の不安さえなければ、その人が幸福に生きることができるというわけではありません。人は愛や慈悲を行動原理として持っており、この観点から自分の役割を見つけ世界と積極的に関わっていくとき、その人は生きる力を得ることができます。

 一方で、自分の人生にそのような積極的な世界との関係を見出せないとき、その人はうつになります。自分の人生を肯定的に生きる意味がなくなるからです。それは一種のあせりのような感覚で、「せっかく生まれてきたのに、自分は何をしているんだ」と自問するような悩みです。また、このような悩みで心が満たされているとき、理想的な生き方をしている人を見ると嫉妬し、自分と比較して苦しくなります。これは、最も深刻な自我の危機です。

 このような苦しみが起きるのは、自我に本来的な動機が備わっているからです。そしてうつになるのは、そのような自分の動機に気づいていない、あるいは、気づいていても見ないふりをしているからです。うつを改善するには、自分の人生課題に自覚的になり、その声にしたがって生きるとことが最も大切です。そのとき、その人は世界との接点を取り戻し、自分の人生を肯定的に捉え直すことができるからです。

 

 

 

 

ヨーガ心理学の基礎を学ぶ基礎講座はこちら

 

 


 

【ヨーガ心理セラピーのカウンセリング】

 

【ヨーガ心理学YouTube】

 

 

【Twitter】

https://twitter.com/@O0kZ6dBqLv20554

 

 

【ヨーガ心理セラピーLINE@・お問い合わせ】

友だち追加

 

 

【書籍】