わしら夫婦の結婚年数が、今年記念すべき数字をカウントしたらしい。(←あんま興味ない)
お義母さんが「記念の年ね!お金出してあげるから旅行でも行きましょうよ」と言ってくれました。
なんてありがたい!でも...
「記念に♪」と言いつつそれはただのきっかけなのだった。
なぜか義父母も義弟一家4人も一緒に行くってことで、「わたしやっぱり伊豆が好きなのよね」と嬉しそうな義母。伊豆なんだ..
伊豆で旅館に泊まって刺身の夕飯とか、ぜ〜んぜん興味ないのです。
さしみなんて、年に1回おいしいやつをちょろっと食べればそれでいいくらい。
それに、小さい子供が2人いたらどこへ行って何をするにも子供中心のスケジュールになるよね。
わたしたちのお祝いなのに、自分が行きたいところ、食べたいもの、したいコト、なにもできないのでは..。
私にはなにも楽しみが見出せない、正直あんまり行きたくない旅行でした。
「しゃーない、親孝行だと思ってついて行けばいいか..」と割り切って。。
当日風邪でもひいて家にいたい..とさえ思ってました。
結婚は、わたしの実家が長野で、ダンナさんが埼玉(親戚は北関東)なので中間地点でと、結婚式は伊豆高原の教会でおこない、そのまま泊まれるようペンションを貸切にしました。
貸し衣裳と結婚指輪は県民共済でリーズナブルに。
義母がそのときのペンションに泊まれたら..と探してくれたのだけど、もうなくなっていました。
それを聞いて、「え!伊豆じゃなくて伊豆高原でもいいの?」と思い、「少しでも楽しみを見出さなければ!このままではいかん!」と、リサーチし始めました。
伊豆高原は、調べてみると陶芸教室がいっぱいあり、「陶芸やりたいね〜」とダンナと前から言ってたので、「それだッ!!」
義父母や姪っ子たちも「陶芸やりたい」って。よっしゃー
よさげな陶芸教室を調べ、ダンナに「どこがいい?」と数件プレゼン。
センスの良さそうな店ならどうにかいい感じにでき上りそうだけど、センスが悪そうな店でセンスのいいものが素人に作れるわけがない..って思うの。店選び大事
作りたいものを考えるために、素敵だなと思う画像を集めまくって資料を作成。「こんなのもあるんだ〜」といろいろ目で見ておくだけで、脳にイメージがストックされるのです。
ノーアイデアでなんとなく作ると、つまんないただの皿かマグカップになっちゃうんです(経験済み)。
そんなのはいらない。作るなら、使えるものを!
次に「ぐらんぱる公園」という遊び場を発見。
イルミネーションがすごくて、ジップライン※とかできる。ここなら子供もたのしめる!!わたしもジップラインやりたかったし!
※イッテQで女芸人がよくやらされてる、ワイヤーで吊られてターザンみたいにシャーーー!って行くやつ。
ダンナさんが、伊豆高原の良さげなホテルを探して予約してくれました♪♪
民宿やひなびた旅館じゃなくて、小綺麗なホテル♡
ようやく、少し楽しみになってきた
楽しみたかったら、自分から動かないとダメだね。
MONO FACTORY 陶芸体験
わぁ〜!シャレオツ〜〜!!
入り口からもう素敵。
ご夫婦で、ダンナさんが陶芸、奥さんが美容室をされているようです。
先生イケメン〜!ゆずのカッコイイ方に似。服もオシャレ♪
子供にもやさしい
入り口の枕木やウッドデッキ、店内で使っている鉄の什器やかわいいタイル、一部を除いてほとんどご自身たちでコツコツ手作りしているそう。
今後の予定を聞いたら、店の奥のスペースにギャラリーとカフェを作るつもりだそうです。
へぇ〜!楽しみ〜〜!!
お店のあらゆるモノがセンスよくて好みすぎて、コーフンして鼻血出そうでした!!
でも、オモテにあんまり出ないむっつりタイプ。
まさかこんな素敵な陶芸教室があるなんて夢みたい・・・
よく見つけた自分!
グッジョブ自分!!
受付に飾られた作品。
右下の器のへりのタラ〜リしてるデザインとか、すごい好き
貸し出しのエプロンまでオッシャレ〜
姪っ子たちはろくろ、わたしとダンナ、義父母はてびねり。
小さなアトリエなので、5名以上で貸切になるそうです。
てびねりスタート(始まってからは手が土まみれなので写真なし)
作りたいモノの写真でもいいし、簡単な実物大の絵を描いて、それを見ながら作っていく。
なのに、いじってるうちにだんだんおかしくなっていく。
先生のお手本を見てから実際やってみるが、思うようにいかない。
先生の手にかかると魔法のように土が動く。
ダンナさんは過去の経験を活かし、作るモノのレベルをなるべく下げて簡単にしたそう。
いつも使う、お惣菜を取って食べるための楕円の取り皿を2つ作った。
わたしは、魚焼いた後とか部屋の消臭に使う「茶香炉」を作った。今はアロマポッドを使っているけど、火が遠くて香りがあんまり立たなくて。
寸胴の湯呑を作り横に穴をあけ、上に乗せる皿を作る。
義母は摘んできた野の花を生ける小さめの水盆。
先生によると、ほどほどの大きさがあって高さも必要な器って難しいんだって。
なんかダイナミックなのができてた
義父はつまみのナッツを入れる小さめの鉢にした。
途中までいい感じだったのにおかしくなって、大きい皿ができていた・・・
見本と違うのに本人は同じつもりらしい。なんで
どんなのができても、それはそれでいいでしょう
最初は人のを見て笑っていたけど、だんだん夢中になってだまる。
先生も、「グループでワイワイやりはじめても、必ずみなさんシーンとなっていきますよ」と言ってた。
ヨガで教わったんだけど、集中するのがいちばんストレス発散になるんだそうだ。余計なこと考えなくなるから。
いつも何かを考えて頭の中は常にぐるぐる忙しい。だから疲れる。
陶芸にはまって一人で土いじりをする人の気持ちが少しわかったかも。
向こうでろくろを教えた先生がこちらに戻って来たとき、ろくろ組の子供たちを写真を撮りながら見ていた義弟が「そこはそうじゃなくてこうやるんだよ」と先生が言ってたことをなぞって言ってるのが聞こえてきた。
「あれ?あっちにも先生がいる〜!」と言ったら全員爆笑。
そのあとこっちにゆったり歩いてきて「どこかわからないところはあるかな?」とか言ってた。あはは、先生っぽ〜い

これが釉薬かな?並べ方も瓶もカッコイイ〜
こういう棚大好き!
コンクリートの流しとか味のある蛇口、シャビーな鏡とかドアとかもステキ・・・
トイレの洗面ボウルも手作りだよね。細い壺みたいのがこれまたカワイイ。
ハンモックもあったりして♡(座りそびれた)
植木も鉢も、影までカワイイ。






