みなさま。ご機嫌いかがでしょうか。
ヨガインストラクターで日本茶アドバイザーのまるやまゆみです。
私のブログを目に留めていただきありがとうございます。
べにふうきって何
前回、春に花粉症(または花粉症的気管支症状)が増える理由についてお話ししました。
今回は、その時簡単にご紹介したべにふうきについて深堀りします。
べにふうきは元々紅茶用の品種です。
べにふうきは国産の紅茶を作るために開発された紅茶用品種と呼ばれる、お茶の木の品種のひとつです。アッサム在来の中から選抜されたべにほまれと、枕Cd86というダージリン系との交配より選抜され、1993年に登録された品種です。樹勢も強く、病害虫などにも強いことから栽培しやすい品種ではありますが、寒冷地には不向きで特別寒い地域での栽培には注意が必要です。華やかな香気を含んでいますが、お茶の中でも苦渋味の成分を代表するカテキンの含有量も多く、渋みが強いという個性があります。
ご紹介したホームページから一部抜粋しました。
国産紅茶の為に開発された品種なのに、何故か緑茶でブームを巻き起こしたべにふうき。
前回のブログでもご紹介した研究結果がその理由です。
抗アレルギー成分のメチル化カテキンという物質が緑茶として加工した場合、効率よく摂取できることが分かったのです。
べにふうきが見つからない
しかし、今。
改めて調べると、べにふうきの緑茶を探すのがとても難しい状況になっていました。
大手メーカーでの取り扱いは無く、リーフでの販売が中心のようです。
以前は大手メーカーがペットボトルで販売していたこともあるのに…。
Googleでべにふうきを検索すると、「べにふうき 効果なし」とか「べにふうき 即効性」とかのワードが自動的に出てきます。
だから飲んだ方が「効かないじゃん!」と思われたのかも…。
薬では無いので効果・効能は出せないんですよねぇ。
ただ、べにふうきに対してキレる気持ちは分かります。
緑茶で飲むには苦い
べにふうきを見かけなくなった一番の理由はこれじゃないかと思います。
紅茶として優れているということは、タンニンが多く渋みがあります。
そしてメチル化カテキンが多いということは、苦いのです。
緑茶の苦味はカテキンですから。
結果、紅茶として加工してからミルクティーにするのが一番美味しいのかもしれませんね。
べにふうき紅茶は飲んだことが無いので、チャレンジしたいと思います。
他にも良さげな飲み物がある
乳酸菌飲料で花粉症対策ができるなら、そちらのほうが美味しいと思われるのは致し方ないと思います。
ヤ◯ルトとか美味しいですもの。
そういえば。以前勤めていた日本茶販売店では、紅茶やチャイ的な飲み方のレシピを作って、べにふうきを購入された方に渡していました。
普通の緑茶として飲むのは、ちょっと難しいという証拠でしょう。
せっかくだから紅茶として飲もう
和紅茶は緑茶用の茶葉を紅茶として加工している事が多い中、貴重なべにふうきは紅茶用の品種です。
効果とかは脇において置いて、紅茶として飲むのが一番良いのではないでしょうか。
ベストな状態で飲むのが、べにふうきにとっても本望でしょう。
ちなみに。
べにふうき、べにほまれ、べにひかり、からべに等が主な和紅茶品種で、「◯◯べに」と名前につく事が多いようです。
調べた感じでは6種類くらいみたい。
和紅茶も深堀りすると面白いと思いますが、それはまた別の機会に。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
また、読みに来ていただけたら嬉しいです。
それでは。