いつまでも健やかな心身で
子宮摘出をしたヨギーニとして
また、一人の女性として
同じような立場に置かれた方にとって
少しでもお役に立てればと思うので
ブログを通してお伝えしていきます
ただ、子宮摘出といっても皆さんそれぞれに
ご事情は違います。
お読みになる方によっては
快く感じられない場合もあるかもしれません
予めご了承くださいm(__)m
『いよいよ迎えた手術日』
あらためて迎えた再入院の日
先週、一度途切れた緊張感が戻ってこず
よく言えばリラックスしていました
術前説明なども全て終わっていたので
本を読んだり、お嬢と母とビデオ通話をしたり
ゆっくり過ごすことができました
前日から飲まないといけなかった下剤が効いて
トイレは忙しかったけど
夜もぐっすり眠れたものの
手術当日を迎え、緊張してきたのか
朝から軽く頭痛
ヨガの動きや呼吸で整えました
朝一番の手術だったので6時半から準備開始
一日中、絶飲食になるので
胃酸の分泌を抑えるための胃薬を飲んで
最終飲水
手の甲には点滴に備えて痛み止めのシール
そして、浣腸 ⇒ 即トイレ
一気にゴロゴロとくるのでけっこうキツかった
少し休んでから病衣に着替え
肺血栓塞栓症の予防のための
弾性ストッキングをはいて準備完了
(足のむくみ解消に退院後も使えるそう)
ここからが、前回の卵巣嚢腫の手術の時と
大きく違いました
どちらも腹腔鏡手術で全身麻酔だったのですが
前回は病室のベッドで背中に注射を打って
そのまま手術室に移動
病室を出てすぐくらいから意識はなく
気がついた時には全てが終わり
元の病室にいました
が、今回は病棟の看護師さんに付き添われ
歩いて手術室へ
コロナの影響で家族は誰もいないから
少し寂しさはあったけど
わりと平常心のままでした
手術室の看護師さんに引き継がれた後は
担当スタッフの皆さんにご挨拶して
9室ある手術室のうちの一室へ
まるで宇宙船の中のような
重厚感たっぷりな入口
初めて実際目にする手術室は
お産の時の分娩室とはひと味違う雰囲気
手術台の幅の狭さに驚いたけど
よく考えればそうですよね
体の幅程度じゃないと、手術しにくいですよね
自分で手術台に横になり、麻酔科の先生から
「マスクをしますから
ゆっくり呼吸してください」と
一気に緊張が高まると同時に
いよいよ子宮にサヨナラする時がきたからか
突然涙が溢れてきて
看護師さんが優しく拭ってくださいました
ここまで持ってくれた子宮に感謝しよう!
いい娘を育んでくれた子宮に感謝!!
1度だけの妊娠に全力投球して力尽きたんだろうな
私の子宮、お疲れ様でした
・
・
・
・
・
どんな内容だったかは一瞬で忘れたけど
見ていた夢からブワッッと引き戻される感じで
意識が戻り
頭の上で聞こえた
「この人体重○○㎏だから〜」
という男性スタッフの大きな声で
ハッと目が覚めました
麻酔から覚ます時のお薬量の関係だったよう
主治医の先生に
「大丈夫ですか?」と声をかけられ、すぐに
「卵巣は?」とたずねました
先生からの
「左卵巣はやはり腫瘍だったから取りました
右がキレイに残ってましたよ」
の声を聞いたのを最後にまた意識はなくなり
次に気がついた時はすでに病室のベッド
この日は、時折り聞こえてくる
「いま○時ですよ」という
看護師さんの声で一瞬目覚めるものの
翌日の明け方までは術後の痛みも感じることなく
ほとんど眠っていたようです
結局、子宮と左卵巣、両卵管の摘出となり
前回の手術の癒着もなかったので
腹腔鏡手術だけで無事に終わりました
(C)2020.satomi nakamura