名寄本線跡をたどる | TENDER UNOFFICIAL BLOG -NEO-

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北海道の鉄道シーンを中心としたブログです。

JR名寄本線は、国鉄からJR北海道に路線が継承された2年後の1989(平成元)年春に廃止となった路線です。
国鉄の第二次廃止対象路線の中では唯一の「本線」であり、道内の廃線における「長大四線」の一つでもあります。

11月上旬のある日、所用で名寄方面に出かけた際、少し大回りしてこの路線跡を巡りました。
名寄起点で、ほぼ中間点に位置する興部(おこっぺ)町に向かいました。
旧興部駅は町の中心部に位置し、現在は道の駅になっています。
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看板の右手にある道の駅には、旧名寄本線と興部駅から分岐していた興浜南線の存在を後世に残すべく資料室が設置されています。
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廃止前の興部駅の様子が写真で残されています。
こうしてみると、相当なフィーバーぶりだったようです。
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興部町内にあった三つの駅の模型もディスプレイされていました。
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レールの横の写真は、札幌まで直行していた急行紋別でしょう。
時間帯から言っても上り列車の写真ですね。
遠軽を早朝に出発して札幌にお昼に着き、夕方札幌を発って深夜に遠軽到着のダイヤでしたから、日帰りで札幌での用務をこなせました。
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こちらは興浜南線の資料で、路線図や切符が展示されています。
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道の駅の外には、キハ22を使った簡易宿泊施設がありますが、残念ながら既に冬支度済みでした。
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かつて学生時代に、道内の廃線巡りをしながら友人たちと一緒に泊まった思い出の施設でもあります。
夏の姿は、以下のURLをクリックしてみてください。
ルゴーサエクスプレス(おこっぺ町観光協会ホームページ)

興部から遠軽方向に向かった国道沿いには、まだ橋脚も残っていました。
藻興部川橋梁との銘板が残っています。
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天北線もそうですが、JR移行後の廃線は、意外に痕跡が残っているように感じます。
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夢中になって廃線をみていると、到底用務の時間に間に合わなくなりそうなので、とりあえず名寄方向に頭を向けました。

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