キラーストレス うつ病のメカニズム
先日、NHKでキラーストレスという番組を見た。
そこで、ストレスがうつ病を引き起こすメカニズムを説明していた。
うつ病歴15年のよしんどだが、はじめてちゃんと理解できた。
「ストレスにより海馬(脳細胞)が萎縮するために起こるのが、うつ状態」なんだそう。
私たちの周りにある様々なストレスを受けると、脳の中にある恐怖や不安を感じる「扁桃体」が活動を始めます。
すると、脳から体に指令が出されて副腎からストレスホルモンが分泌されます。
ストレスホルモンは心臓の拍動を速め、血圧を上げるなどストレス反応と呼ばれる様々な反応を体に起こします。
このストレスホルモンの中で注目されているのがコルチゾールです。
コルチゾールは脳に辿り着き、吸収されますが一定の量を超えて増え続けると脳の一部を破壊することが分かってきたのです。
ストレスを感じると脳の海馬に変化があらわれます。
海馬は記憶を司り感情にも関わる場所です。
変化が起きていたのは海馬を構成する神経細胞でした。
脳にあふれたコルチゾールが原因となり海馬の神経細胞が蝕まれ、突起が減少したと考えられます。
今、こうした海馬の損傷がうつ病の発症にもつながる可能性が指摘されています。
ストレスを受けた時、体が反応しストレスホルモンが分泌されるのは本来私たちの体にそなわっている自然な反応です。
それが一体なぜ脳の破壊という異常な事態を引き起こしてしまうのでしょうか?
そもそもストレス反応は太古の昔、私たちの祖先が厳しい自然の中で生き残るために身に着けたものでした。
生命の危機に直面した時、心拍数を上げるなどの反応を起こすことで体を動かしやすくします。
そして緊急事態が去った後、ストレスホルモンの分泌は止まりました。
ところが天敵がいなくなった現代、仕事上の様々なことや人間関係などが天敵に代わって私たちに精神的な負担をかけるようになりました。
こうしたたて続けのストレスに私たちの体は休む間もなく反応し続ける状態になっています。
太古の昔には想定されていなかったほどの絶え間ないストレスが、コルチゾールの過剰な分泌を引き起こし、脳を破壊していたのです。





