皆さんこんにちは。
阿娘伝説(아랑전설)についてお伝えしましたが、今回は阿娘伝説に関係の深い史跡についてお伝えしたいと思います。
阿娘は月見に出かけて怪しい男に襲われ、無残に命を落とすことになってしまいました。
月見や風景のいいところといえば、嶺南楼(영남루)も外すことができません。当然、阿娘も見ていたに違いなく、馴染みの場所だったに違いありません。阿娘祠も嶺南楼から見下ろせる場所にあります。
嶺南楼は言い伝えによると、新羅時代時代の嶺南寺という廃寺の跡を利用し、高麗恭愍王14年(1365年)に当時の密陽郡守が新築し、嶺南楼と名付けたとされます。壬辰倭乱で兵火により焼失し、その後、密陽府使によって再建されました。朝鮮後期の建築美を代表する有数の楼閣で、今でも密陽といえば、嶺南楼が第一にあげられる存在になっています。
堂々とした建築です。密陽江を見下ろす絶好の場所に位置しており、眺めはいいです。こういうところで月見をしたらいいでしょうね。内部も広いです。密陽府使の一行である阿娘たちもここで風景を楽しんだかもしれません。
正面にかかっている「嶺南楼」の扁額です。堂々とした文字でなんだか威厳を感じさせますね。
楼閣内部の広間にかかっている扁額です。「嶺南第一楼」とかかっています。この広間にも靴を脱いで上がれるようになっています。時間を忘れてのんびりしたくなるところです。
嶺南楼から密陽江を見下ろしたところです。ゆったりとした風情ですね。こういう風情のある場所は必要ですね。
所在地
慶尚南道 密陽市 内一洞 40
경상남도 밀양시 내일동 40
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