皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
今回は東洋のマチュピチュなどと呼ばれる釜山の甘川洞(감천동)についてご紹介したいと思います。
釜山タワーなどから西の方を眺めると、山の斜面に色とりどりの彩色を施した民家群が見えると思います。それが甘川洞の集落です。本来は朝鮮戦争の混乱の中、地方からやってきた人たちが住み着いたところです。
一般的にはタルトンネ(달동네)と分類される地域です。달とは月のことで、동네とは村とか集落を意味します。月の村などと言うと優雅な感じがしますが、山や丘陵の斜面に作られた非富裕層の居住地帯を指します。
しかしここは他の달동네とは違い、明るくて観光で成り立っているような雰囲気です。
地下鉄土城駅前からバスに乗り、曲がりくねった坂道を登ると、甘川文化マウル入口に着きます。もはや観光地の雰囲気で外国人の方が多いくらいですね。
地域の案内図です。山の斜面を利用し広大な範囲で集落が形成されていますね。主要な通りが村を取り巻き、そこから派生する路地がまるで蜘蛛の巣のようにめぐっています。
展望台から眺めたところです。どの家もカラフルにペイントされていて、なんだか不思議な光景にも見えます。
こちらも展望台から見た景色ですが、民家だけでなく、観光客相手のカフェなどもあり、寂れた村のイメージではありません。
斜面池にへばりつくように、単独住宅だけでなく、ホテルみたいな施設もあります。大雨などの際、地盤は大丈夫かと心配してしまいます。
これは一種の装飾物です。作った人はよほど犬がお好きと見えます。犬に歓迎されているようです。遊びゴコロがありますね。
今も居住者がいる地域であり食堂や民芸品を販売する店もあります。結構車の通行もあるので、驚きました。
村から出たところです。通常にタルトンネというよりももはや観光地ですね。今も住人が居住している地域なので、観光客による騒音やゴミ投棄など、背後には色々な問題があるようです。一見華やかそうに見えても問題は尽きないのですね。
釜山の中心部からすぐのところにあります。釜山観光の一環で行かれるのはいかがでしょうか?