「すずめの戸締まり」  要石が封印していたもの | マタのブログ

マタのブログ

サッカー・・・やら親爺の独り言

フロンティアで「AIが人の気持ちなど分かるハズがない」

というこれまでの常識に反し

大規模言語モデルでは「人の気持ちを理解している」

ということが分かってきました。

 

機械であるのに、学習の規模が膨大になったモデルでは

人の気持ちを理解し、心を持つのでは?と考えられています。

 

 

 

 

 

 

これを人間の世界と考えあわせてみると

(人間も基本的には化学反応で動く機械のようなもの)

人の気持ちを理解し、豊かな心を持つタイプなのは

生成AIの世界でいう「大規模言語モデル」なんだろう、と。

 

 

 

 

 

「すずめの戸締まり」の最初のアクションシーンでの

すずめが抜いてしまった「要石」=「ダイジン」は

ミミズを封印していた、、ということになっています。

 

ミミズは地震を(厄災)を引き起こします。

 

 

 

 

 

 

「ダイジン」がこの物語の中では唯一「悪者?」

に見えます。すずめに相手をしてほしい、しかなくて

邪魔なソウタを椅子にしてしまうし、厄災を引き起こします。

(千と千尋の神隠しの、初期の坊と同じ)

 

 

 

 

 

 

 

 

大規模言語モデルタイプの人たちは感じているでしょうが

「ダイジン」は、すずめが心の奥底に封印している

震災で母を失った四歳のすずめのように見えてしまいます。

 

ややこしいことに、すずめにとって親代わりのタマキは

「毒親」になっています。

(これはこれで並行した別の問題)

 

 

 

 

 

「ダイジン」は「ミミズ」を封印していた要石ですが

要石であったダイジンが自由になったら

ミミズのように厄災をもたらしています。

 

封印された幼い「負の心」が現実の世界でも厄災を招きます。

青葉死刑囚にしろ誰にしろ、おおよそそんな風でしょう。

 

 

 

 

 

じゃあ、すずめの封印されたすずめは何か厄災を??

 

 

 

いやいや、充分に厄災なんだと思います。

「死ぬのは怖くない」「生死はちょっとした運」

だと言っているし、実際に無茶な冒険に出ています。

 

 

 

 

 

自分の心に封印されている「触れたくない幼い自分」を

やんわりと自分でなぐさめてあげることができるのは

 

自分自身が色々な経験を積み、かつ色々な他人から

色々と「大丈夫」などと愛を受けて、自分が安定し

自分で自分を好きになれてからのことです。

 

 

 

 

 

 

そこに、時間をかけ?性急でなく、自然な積み重ねで

どんな自分も受け入れられる(いわゆる愛がある)自分に

なっている、ということが重要なのでしょうね。

 

 

 

 

 

かつ・・・・

 

 

 

実際に今、我々の地球はティッピングポイントを踏んでいます。

 

 

 

最近、地震が多すぎると思いませんか?

それ以外の自然災害も多すぎると思いませんか?

 

人が虫けらのように、大量に殺され続けている争いが

多すぎると思いませんか?

 

日本もかなりおかしくなってきているけど

分かりやすいところではアメリカが非常にヤバくないですか?

 

 

 

これらは事実です。

賢い人たちなら「すでに末期症状」と感じているでしょう。

 

 

 

 

 

その状況で、どう生きる?どうすればいい?

 

ということを・・・

せめて、次代に生きる次の人たちに何とかしたい・・・

 

 

というようなことを、、新海誠監督に限らず

善良な大人たちが、何としてでもしなきゃ・・・

 

と、強く思っているのだろうと感じています。