子供が聞いたら、文字通りスーツを着ている人の仕事
と思うでしょう。ホストクラブのホストであっても。
一方、大人が聞いたらブルーカラーではない
ホワイトカラーの仕事、というように理解します。
ただし、言外の意味をくむことが苦手な大人の場合
「スーツを着る仕事」=「ホワイトカラー」と思いつかない
ことがあるかもしれません。
一般的に、発達障害の方にその傾向が強いと言われます。
ホワイトカラーというのは産業革命以降の
作業員であるブルーカラーに対して、頭脳労働者である
高学歴の管理者などがこう呼ばれてきました。
令和の現在での実感で言えば、価値を生み出したり
効率化をしたり、マニュアル作成など主に考える仕事なので
見た目には、ほぼほぼパソコンに向かっている印象でしょうか。
一方の、作業員はマニュアルに従って作業をするので
定型的にはパソコンを利用するでしょうが、基本的には
PCがなくてもできる仕事をしている、という印象でしょう。
で、ホワイトカラーとブルーカラーの決定的な違いは
その給与体系です。
若いうちはあまり差はありません。
一般的にはブルーカラーの方が高給であることが多そうです。
ただ、ブルーカラーは年次が進んでも作業内容が同じで
少し管理系の対価が(部下ができる)付加される程度です。
ホワイトカラーは経験を積むにしたがい生産性が上がるので
給与もそのように上昇します。
(例)
我々が入社した昭和の時代、現在よりも露骨にその差が
表現されていた企業が多かったように思います。
例えば、、、学歴別に、大卒=幹部候補=ホワイトカラー
高卒=一般=ブルーカラーというように、昇格基準や
昇格資格取得条件などが就業規則に明示されていたりしました。
令和の現在、ITの進歩で両者の境目があいまいになっています。
これが「本来、頭脳労働が得意な人」「頭脳労働が苦手な人」
の、双方のストレスになっているケースが多いように感じます。
働き方の多様性の実現、、の意味では
それぞれをもう少しだけ細分化して、個人の希望にそって
働き方が選べるようになるといいかも、と感じています。