今年七月に公開された「君たちはどう生きるか」は
満82才である宮崎駿監督の遺作なんじゃないか、と
感じている人が多いと思います。
タイトルも「人生もの」っぽいですし。
私も、宮崎駿監督が次世代の若者たちに向けて
何かを残したいという「何か」を表したんだろなあ、と
勝手に思っていました。ティッピングポイント踏んでるし。
ところが・・・
本当に、たまたま、偶然に見たNHKのドキュメンタリー。
これね、、ドキュメンタリー自体としては快作なんですが
とても複雑です。
個人的に、宮崎駿そのものと感じてきたものが
「未来少年コナン」=「天空の城ラピュタ」=
「ルパン三世カリオストロの城」であって
その宮崎駿が気持ちいいい、、てのが、「紅の豚」であり
「もののけ姫」であり「千と千尋の神隠し」であったハズ。
原点は「未来少年コナン」です。
これについて、宮崎駿本人が語ったことがちょっと哀れで
「誰か彼を救える奴はいなかったのか・・・」「誰か・・・」
というのが正直な感想です。
毒親の呪縛から逃れられないまま老人になってしまった人が
日本中にも、どこにでも、身近にもウヨウヨしていますが
哀れだと感じるし「自力で抜け出せよ」とも感じます。
宮崎駿監督は、もうすぐ満83才になるようですが
「もう一作、創れば?」と思います。
そういうものを待ってる人は、きっと多いと思います。