もうすぐ離婚。
手続きなどで不安なことはあるものの、離婚自体に対する迷いはない。今できる最良のかたちではないかもしれないけど、だいぶ良いかたちにはなっていると思う。

思い返してみれば、離婚の話が進むのがあと1年早かったら、今のようなかたちにはできなかった。末っ子の年長の年に保育園をさがすか迷って、さがしても見つからなかったり、慣れないことでさらにすり減っていただろう。

たぶんいろんなものがみんなつながっているんだと思う。結婚生活に対する夫のストレス、私のストレス、夫の女性問題、夫の仕事の問題、私の仕事、子どもたちのストレス。

その中で、特に夫婦の問題はどうにもならないところまで来ていた。どうにかしたいけどどうにもできない。すこしずつ変えて良くしていくという選択肢は、私たちの関係にはムリがあったんだろう。根本的な部分を構築しなおして、どうなるにしても関係を作り直す必要があった。

まだ私がもとの仕事に戻れるタイミング。子どもたちを学童に預けるという選択肢があるタイミング。学童が新しくできて受け入れてもらえるタイミング。夫が新しい仕事に変わるのを機に人生を考えられるタイミング。

変わることを先延ばしにしていたのは私。
このタイミングに一番感謝しているのは私。

夫のすべてに感謝することはできない。私はどんななりゆきだとしても、結婚している状態で他のひとと仲良くして、それについて自分の責任だと言い切れずに浮気さえ私のせいにするひとを正しいとは思えないし、潔くないと思っている。

でも他人の価値観の範疇で絶対的に正しくいられるひとなんてたぶんいないだろう。私の価値観の中で夫が正しくある必要もない。彼なりの進み方だったんだろう。

私はただ、話が強制的に進むことを、このタイミングまで待ってくれたことについて、夫に感謝している。

感謝すべき部分はきちんと感謝しよう。言葉でのお礼はもう言ったから、あとはこころの中で。
そして、怒りにつながることよりも、感謝につながることを、多めに思い返すようにしよう。

離婚に対して自分の気持ちがまとまり、仕事などいろいろな準備も順調に進み、気持ちも前向きに、これからの人生に目を向けられるようになってきて、改めて自分と実母との関係について考えることが増えていた。

離婚の話を決めたあとに、子どもが登校拒否をしている話を母に伝えたとき「ほら離婚なんて言ってるから」と言われて悲しかった。そう言われて私は何ができるだろう。

じゃぁ離婚をやめたらいいの?
誰かに謝ったらいいの?
どうして私を責めるの?
と思った。

そして先日、仕事を始めたからどうしても大人のマンパワーが足りなくて、冬だし子どもが病気になってしまったときのことが不安なので、お手伝いを頼めない?と電話できいたら、「こっちも12月になると忙しいから」と言われて、しょぼんとしてしまった。

そのことについて、寝る前に考えてみたら、涙が出てきた。
私は、実際に手伝ってもらえなくても、「応援してるよ」「味方だよ」と言ってほしいんだなと思った。その思いをどうやったら母に伝えられるだろうといろいろ考えて、何時間も眠れずに過ごした。

そして今朝、母に電話をして話をした。

お母さんは離婚に反対なの? 私にどうなって欲しい?「ほら離婚するから」って言われても、私はどうしたらいいかわからないよ。

母は、離婚する私を心配していた。

離婚しないでいられればそのほうが良いと思うし、離婚は子どもたちがかわいそうだと思うけど、ふたりの気持ちがどうにもならないなら、がまんして一緒にいなくても良いと思っている。実際に手伝えるかはわからないけど、どうにもならないときはとりあえず電話しておいで。

それで、私の気持ちは落ち着いた。悲しみに沈んでいるときに電話しなくて良かった。落ち着いて、母の求めるものをたずねられて良かった。こころが興奮しているときに話さなくて良かった。母との関係も、少し変化するときなのかも。

夫とは12月のはじめくらいには届けを出すという話になっていた。

 

が、ここに来て、会社をやめると言いだしたり、「鬱かもしれない…」と言いだしたり、なんだかなーな状態。離婚の時期についても、やめる前提の会社に離婚を知られるのがイヤだそうで、12月いっぱいにはやめるから、届けはそのあとにしたいと言われた。

 

強く反発してもまた怒られるだけなので、そう、とだけ言っておいた。離婚がいやになったわけではないようなので、別にいいか。私は私で自分の人生を生きたいだけなので、彼のやることを否定する必要はないし。

 

この一連の話の中で自分でも少しびっくりしたのは、夫から鬱の話をされても少しもこころが動かなかったこと。

 

1月に「想いをよせている(た)女性がいる」という話を聞いたときに、私がものすごくショックを受けたり食べられなくなったり眠れなくなったり、結果的にピークで5kgくらいやせたり(余談だけど今も当時と比べてマイナス3kgくらいのまま。おかげさまで少し体が軽くなりました。笑)したときの彼の反応と同じような感じだった。「そう。お医者さんに相談したほうがいいよ」という感じ。当時私は別にその反応が冷たいとは思わなかったんだけど、自分は逆の立場だったらもう少し心配するかなと思っていたのに、同じような反応だったので、なんとなく意外な感じがした。

 

1月に離婚を考えたときも、でも夫はこれから仕事が大変だから彼を支えなくては!と思って、離婚の話はいったん頭の端によせた私だったけど、今はもう、まず離婚はちゃんとしようよ、と思う。

 

もともと私たちはいがみ合ってばかりいるような関係ではない。

もしもこの先の人生で進む道がまた近づくときがあれば、近い位置で生きることがあるかもしれないと思う。でも、今の状態を続けるのはムダだと思う。お互いの人生にとってプラスになっていないのだと感じる。もっとプラスになる選択肢があるのだと思う。

 

私はこの13年の夫婦生活をよくやったと思う。夫もよくやったんだろう。

でもお互いに相手に不満があり、溝が広がり、溝を眺めながら生活するストレスがムダだと感じるようになった。前に進むために必要なストレス(そんなもんがあるのか知らないが)ならそれを携えて生きることができたかもしれない。でも私のストレスは純粋なストレスで、何のためにもならず、こころを腐らせていたと思う。


何年も頭の中に「このままじゃいけない。でもどうしたらいいかわからない。離婚だけはいやだ。」という考えがあった。理屈ではなく離婚は怖かった。が、理屈で考えていったら、怖かったのは生活が立ちいかなくなることや、パートナーを失うことだった。もともともう何年も前から、私を支えてくれる存在はなかったのに、かたちだけのそれにしがみついてた。その自分を恥じてはいないし、間違っていたとは思わない。人間はひとりになるのは怖いものだから。ただ、そこにあるものがただの幻想だと気づいてしまった以上、前に進むなら正すしかない。

 

自分の道を正すのは勇気が必要だったし、パワーも必要だったし、それなりに消耗もしたけど、なんとなく進み方はわかってきた。あとは学び続け、落ち込んだときに自分を励まして進んでいける強さと覚悟と工夫をし続けよう。

女性問題がきっかけで、いろいろあって夫は今年に入ってから仕事が変わっている。

仕事が変わる前、夫の仕事が大変そうで様子がおかしいなとは思っていたけど、女性問題があるとはまったく思わずにいた頃、彼はおそらくは迷ったり自分に言い訳しながら、女性と手をつないで歩いていたんだろう。

倫理的によろしくないその行動で彼は信用を失い、仕事を変わらざるを得なくなった。その少し前に女性のことを私は知ったのだけど、その頃はやりなおしたかったし、それから仕事で大変になる彼を支えなくてはと思っていた。

彼が新しい仕事に変わり、彼の離婚したい気持ちは変わらず、その後私は自分の気持ちを知っていき、離婚を決めた。

正直私は、彼の新しい仕事が彼に向いているとは思わなかった。でもそれは私が意見することではないし、意見をすればストレスをこちらにぶつけられることは今までに何度も経験しているので、そっとしておいた。

彼ががんばっていけるならなんの問題もないし、その新しい環境でうまくやれるとしたら、私が知らない彼の新しい一面だと思った。人のせいにせずに働く。その新しい道を進んだだけでも、彼は変わっていってるのかもなと思ったし、一緒には生きないけど、それは全面的に祝福して良いことだと思った。

離婚することを決めたというのに、自分の話をきけとか、排除してると私につっかかってくるのは、自分の愚痴を聞いて欲しかったんだろう。それがわかっていても、私はもう自分を優先することをきめていたので付き合ってあげることはできなかった。

今までみたいに話すついでに、結果的に私に八つ当たりして発散したかったのかも。でも私は私で生きることを決めたので、家事以外のあいた時間もムダにはしないように勉強したり調べものしたり、仕事の準備をしていたので、彼のために時間をさくことはできなかった。

私が彼の愚痴をきいていたとしたら、結果は変わったのかな。たぶん変わらなかったんじゃないかと思う。どっちでもいいけど。

新しい仕事を1年もたずにやめる。
今回の仕事のことには私は意見を出していない。すべて自分の責任。自分の人生の選択を自分でしているということを、もっとしっかり受け止めたらいいのになと思う。いいのになと思うけど、私にできることは何もない。ただ、この件を言い訳に、話を違う方向に持っていったりするのだけはやめてほしい。

13年一緒にいた夫にとって大変な時期に、寄り添ってあげられないのは少し申し訳ないけど、もうすっかり私は私と子どもたちの人生のことを考えているなと改めて思う。みんな自分の人生に責任がある。

彼は彼の人生の責任を自分で負う。
私は私の人生の責任を自分で負う。
どうしたら仕返しをしたい気持ちを手放せるんだろう。これもやっぱり怒りなんだろうな。

近くにいると、なんでこのひとに文句を言われないといけないんだろう、とか、考えてしまうから、物理的に距離を置きたいんだけど、完全に別で暮らせるのはまだ先かな。

今はこころを乱されるよりも自宅での仕事や勉強など優先したいことがあるからそちらを優先してる。

家事の負担の話をしたら、俺を排除したいんだろうとキレられたけど、確かにそういうところもあるなと思って話をしていったら、とにかく俺の食事はつくらなくていい!今までも頼んでない!と。

私は自分で自分にタスクを課して負担を増やしていたのかもな。そういうのよくやるし。

話が決まるまでは大変だったけど、まあとにかく夫のごはんはつくらないことになったので家事の負担は少し減った。多めにできたときだけ連絡する。

いろいろ考えているとイライラしちゃうから、あんまり気にするのやめよう。自分のしたいことを優先。

排除してると思われるのは申し訳ないけど、だからってことさらに夫のケアに気を使うことになるのはもうやめよう。今までならそこでがんばっていたけど、もういいや。冷たくすることはないけど、自分のペースでやっていこう。