離婚届を出して1週間くらいしたときに、離婚したのに結構我が家にいる元夫から、「最近子どもたちを怒らないようにしてるんだね」と言われて、え?ってなった。

まあもともと、イラつきながら怒るのは良くないなあと思いつつどうにもできなかったりしてたので、あまり怒ってないように見えるなら良いことだなあ、くらいに思っていたのだけど、後からよく考えてみたら少し違う要素があるようで。

明らかに、離婚届出してから私の心がおだやか。

そういえば大きい声で怒ることがなくなった。考えてみたらびっくりするほど違う。

結婚というかたちからストレスが生まれていた部分があるのかなあ。もしそうだとしたら、離婚してホントに良かったなあと思っている今なのです。

そう思えるのは、勢いで決めなかったからかな。きちんと自分の本意を見つめて決めたから後悔がないんだろう。

楽しみがある決断なら、あるいは勢いでも良いのかも知れないけど、悲しみを伴いそうな決断は勢いで決めないほうがいいのかもしれない。

5年生と3年生の我が子に、「そういえばお母さんとお父さん、もう離婚したよ」と言ったら、「知ってるよ。年明けにするよって言ってたから1月の初めのほうでしたんだと思ってたよ」と口をそろえて言われて、爆笑してしまった。

そうそう。悲しそうなイメージだけで泣いたりせずに、ちゃんと「今」を見るとそういう反応になるんだよね。

誰も不幸になっていない。
ただ、元夫がずっとうちにいることについては、私は個人的にちょっとどうにかしてほしいと思っている。

かといって追い出すようなことは言いたくないし。でも、「例えば同棲していたカップルが別れたとしたら、もう一緒には住まないと思うよ。私は別々でやっていきたい。」とは伝えておいた。

うちにいる時間が長いのでその分のお金を出すと言われたので、丁重にお断りした。
そのお金を受け取れば、私は彼の分もごはんをつくったり、彼のために何かを買わないといけないような気持ちになってしまうから。そんなお金はいらないから、別居をすすめてくださいねと伝えた。

憎んではいないし嫌いでもない。ただ、あまり関心がない。
自分の仕事の話などを聞いてほしいみたいだけど、私は仕事とは別に家での空き時間に勉強しているので、それを優先したいと思う。

実家で離婚の話をしていたときに、実父から、「離婚というのはなんだかんだいっても、ひとつの失敗だから」というような話が出てきて、少しひっかかったのだけど、うーんまぁそうだね、と通り過ぎた。

後からゆっくり考えてみたら、私は自分の離婚を失敗だとは思っていないんだなと思った。

離婚を失敗と考えるのは、「そもそも結婚の時点で見極めができてなくて、ダメだったよねえ自分。」という考え方に近いのかなと思う。

元夫も、結婚自体が失敗であったというようなことを言っていたけど、私は自分が結婚したことを、なかったことにしたいなんて思っていない。

その理由。
第1には、結婚がなかったら子どもたちと会うことができなかった。彼らがいない人生なんて考えられない。私は子どもたちをもって初めて、自分を差し出しても良いと思えるほどの愛情が自分の中にあることを知った。私の人生とって、「子どもをもつ」ということがとても大きな転機だったと思う。

第2に、離婚するまでを含めてすべてが学びだった。元夫と結婚することを決め、いろんなことがあり、いろんなことを思い、離婚を決めて実際に行動した。そのすべてが、私の人生に必要なことだったと思う。なくてよかったものなどないのだと思う。

私にとっては、結婚も離婚も、失敗ではない。

そう思えること自体に、今すごく感謝している。

怒りもなく、不安もなく、喜びも感動もなく、ただ淡々と離婚届を提出した。
出したあとは少しだけすっきりしたかな。

もともと離婚は夫側の意志であって私はそれを承諾したというかたちだった。

アイアイ講座を始めたときは離婚したくない一心だった。夫の気持ちをなんとか変えられないものかと相談したのが始まり。それが、講座にそって自分の気持ちを掘り下げ、それ以外にも本を読んだり勉強したり、バイトだった仕事を増やしたり転職したりしていく中で、離婚という選択が自分にとっても良いんじゃないかという結論に達し、私の意志としても離婚を選択した。

半年程度の時間をかけて、慰謝料や財産分与、離婚後の養育費や生活のスタイルについて取り決めをし、離婚の時期を話し合い、実際に手続きを行おうとするとき、夫は何ひとつ自分で行動しようとはしなかった。
話を進める中で何度も思ったことをまた思った。

「このひと本当に離婚したいんだろうか」

離婚したくなかった頃の私なら、そう思えることに喜びを感じていただろうと思う。彼にやさしくしたかもしれない。

でももう離婚は私の意志でもあったので、自分でも不思議なくらいに冷静だった。ちゃんとしようよと思った。まず私たちはちゃんと離婚しましょうよ。

離婚予定の日が近づいてきても彼は自分で何もせず、私がひとりで離婚届をもらいに行った。自分のサインをして渡してもすぐにはサインせず、証人をさがす気もないようだったので、帰省のついでに私の両親にサインしてもらってきた。こちらで埋められる欄をすべて埋めた状態の離婚届を渡したのが届けを出す昨日。すぐにサインと押印をして返してもらい、昨夜に準備が完了。

今日の午前中に、ひとりで役所に行き、無事に届けを提出。

まだ子どもに関する手続きがいろいろと残っているので、半分くらいしか終わっていないような気もするけど、これでひとつの段階が終わった気がする。

この1年、本当によくがんばったなぁ自分。
そして、1年前の自分よりも今の自分のほうが何倍も良いし、これから本気で学びたいこともあり、このままどんどん先に進もうと思う。

 

当初は年末に届けを出す予定だったんだけど、諸事情あって、まぁ年明けにしたほうが手続きが少ないかな、ということで新年早々に届けを出すことになってます。

 

もう夫に対する怒りはなくなってきた。ひととして納得できない部分はあって「どうしてだろう」と思うことはあるけど、人間はみんな違うので、そういうひとなんだろう、と思うようにしている。

 

クリスマスイブ、いつもより少しだけメニューが多めのごはんを用意して楽しく過ごしたいのに、夕方、ティッシュの空箱でニコニコしながらふざけて夫をたたいた末っ子に夫が激怒。
 

「何やってんだ!!! そんなことしていいのか!!!」
「箱の角が目にあたったら失明するぞ!!! お前責任とれるのか!!! ああ!!?」

 

ティッシュの箱を子どもの手からすごい勢いでとりあげて、それを床に思い切り叩きつける。話しながら3回床に箱を叩きつけて、末っ子は泣くばかりで身動きもとれず立ち尽くして、しゃくりあげながら夫を見上げている。

 

この怒りのぶつけ方は、10年以上の結婚生活の間、私に向けられてきたもの。離婚が決まってからは頻度が減っていたので、吐き出すところがなくなってしまっていた怒りなんだろう。

 

私から子どもに「ごめんなさいしなさい」と声をかけて、子どもは「ごめんなさい」と言う。それでもまだ「親をたたいていいと思ってんのか!!! 前にも言ったぞ!!!」と大声で怒っていた。

 

私たちが戸籍上でも家族というかたちで過ごす最後のクリスマスなので、私は楽しい気持ちで過ごしたかった。

 

夫が少し落ち着いてから、「あ、お酒がないね。買ってこようかな?(´∀`)」と明るくふったら、自分も少し飲むというので、だったら買ってくるわと言ったら、子どもたちが全員いっしょに買いに行くと。近くのコンビニに行くだけだし、お菓子は買ってあげないよ〜と言ったけど、結局3人ともついてきた。後から考えたら、夫が怖かったのかもしれない。

 

テンションあげて楽しくしなくちゃ!と思ってぐいぐいシャンパン飲んだら、具合悪くなってしまった私。笑 でもまぁその後は夫も機嫌悪くなることはなかったし、私が具合悪くて寝てしまったあとに、リビングに子どもたちのプレゼントを出しておいてくれたので、最終的には悪い日ではなかったと思う。

 

結婚生活の間の彼の苛立ちは、何かが足りないからだったんだろうかとずっと考えている。私には与えてあげることができない何かが必要なんだろう。それで怒っているんだろう。養ってくれているのになぁ。かわいそうに。申し訳ない。私が悪いのかな。夫は、私が悪いと責めた。オレの怒りは正当なはずなのに対応できないお前が悪いんだと大声でののしられた。バカなんじゃねぇの!!? 頭悪いんじゃねぇの!!? 何度も言われた。

 

そうだよ。頭悪いんだよ。だからあなたが言ってることがわからないの。そして、そんなふうに大声で怒られると、頭がしびれたみたいになってものが考えられなくなるの。そう言ったらまた、はぁ!? バカじゃねぇの!!? と大声で言われたなぁ。

 

怒りの処理の仕方が下手なひとだと思う。今でも、私が悪い、という気持ちがこころに浮かぶけど、それも含めて、私は私としてそれでいいじゃないと思うことにしている。ふたりの関係のたぶん途中から、私は自分が悪いんだろうなぁと思って、彼の怒りに対して「それは八つ当たりだよ?」と伝えることを諦めてしまった。彼の理屈では私が悪いということになっているのだから、もう言っても仕方ないと思ってしまった。


離婚を決めて、仕事を始めて、今やっと、自分の人生を生きているんだと感じる。私たちはがんばった。私はできることをやった。そして離婚を決めて良かった。自分の意志で離婚を選ぶことができたのは、離婚を自分から言い出しても強行せずにいてくれた夫のおかげだろう。離婚を決めなかったら、今もまだあのぼんやりした気持ちのまま、怒られてばかりで不満だけど何もできずにいじわるな気持ちになったりする日々の中にいたんだろう。

 

お互いに、欲しいものを相手に求めてばかりいた関係だった。そのくせ、自分が本当に欲しいものが自分でわかっていなかった。なんだかよくわからないけど、自分のこころを満たすものが得られない。だから相手が求めるものは絶対に与えたくない。そういう、なんだか戦っているような関係になってしまっていたような気がする。


なんてかわいそうな関係なんだろうと思ったら、久しぶりに涙が出た。夫との関係について考えていて涙が出ることは最近は全然なかった。

 

クリスマスイブに夫がキレるのを久しぶりに見たけど、あれを見てつくづく、離婚を決めて良かったなぁと思った。そう思えるために神さま的なものが用意してくれた時間だったのかもしれない。戦い続けてはいけない。負けだろうがなんだろうが構わないから、戦いの舞台を下りなくてはいけない。

 

自分を責めないこと。

感謝をすること。

物事をできるだけ俯瞰して、自分にできることをこつこつやること。

 

予定ではあと10日ほどで、私たちは離婚します。