この度、「誰しもが輝く体育授業」という体育セミナーで講演をさせていただく機会がありました。
参加者は、小中学校の教員の方々、または教員を目指す学生の皆さまです。
学校で「ダンス」を踊るといえば
・体育の授業
・運動会
・レクリエーション
・キャンプファイヤー
などがあると思います。
でも、そこでいきなり振り付けの細かいダンスをしても、全員で楽しめないですよね。
教員のみなさまからは「ダンスを習っていて踊れる子」と、「苦手な子、恥ずかしい子」への向き合い方が難しいとお聞きします。
確かに、ダンスが上手い子はどの学校にもいると思いますが、
「その子が振り付けを考えて、先生は見ている」
「先生は全く楽しんでいない」
それはどうなのでしょう。
ダンスには「ジャンル」があります。
習っている子は上手かもしれないけれど、そこには「偏り」があると思うのです。
「全員が楽しめるダンス」を提供できる子は、なかなかいないですよね。
かといって、古くからあるようなダンスでは、子どもたちは夢中になれない
そこでです
振り付けほどハードルが高くなくて、覚えたら自然に身体が動くような
「ステップ」
この「ステップ」を取り入れるのがベストであると考えます
「誰しもが楽しむ」のでしたら、「HIPHOP」というジャンルが最も扱いやすいです。
まず、先生方は、HIPHOPの「基礎ステップ」を一通り習得してください。
〜YouTubeで検索すると、Level分けしているチャンネルがあります！〜
習得したら、授業で使える「教材」にします。
1.ステップを簡単→難しいに分ける
2.4種類ずつ組み合わせてLevel分けする
3.Level1から始めてマスターしたら次のLevelにトライする
「縄跳び検定」の要領で、個人でLevel Upしていくという方法です！
子どもたちの中には、周りからの言葉や態度で傷つき、
「できなくて恥ずかしい」
「自分がやったら笑われるのではないか」
「邪魔だって思われたくない」
というネガティブな感情を持っている子がいると思います。
ここで大切なのは
「人と比較しない」を定着させることですよね。
あくまでも対象は以前の自分。
「以前の自分と比べてどうなったか」にフォーカスする。
それができたら、体育の授業でダンスを踊る意義があると思います
セミナーの開始から30分で、参加者の皆さまは生き生きと踊ってくださり、会場全体に一体感が生まれました。
そう
学校でも、「Level◯〜Level◯をみんなで踊ろう」とすれば、この一体感が得られますよね。全員が楽しんでいたら、ダンスが上手な子にとっても、大きな充実感になります！
感動します！
やり方が変われば、いつからだって「表現すること」を楽しめる。
今後の授業に取り入れていただき、先生方ご自身が率先して楽しんでくださったら嬉しいです
私が運営するダンスとボーカルのスクールは、千葉県我孫子市にあります。
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