1年半ほど投資した、「みんなで大家さん」を解約することにしました。

 

区分マンション投資をはじめたことで意識が変わった

昨年、区分マンション投資を始めました。区分マンション投資を「いい」と思ったことは、レバレッジの効くところです。入居者の家賃と自分自身の繰上げ返済とで、資産を築いていくというのは単純に「早く返済を終えられる」という楽しみがあります。

そして、「区分マンションを得る」という「働いてくれる駒」が増えていくというのも魅力でした。

さらにその「駒」が増えれば、返済のスピードはどんどん加速していくという計算が容易に成り立つのが、わたしの頭でも想像できたので区分マンション投資に力を入れたいと思い始めました。

 

分散投資の勧め、とは言うが

iDeCo、NISA、国内株式、外貨建個人年金保険、みんなで大家さん、区分マンション投資などといろいろなものに分散してみました。もちろん現在進行形ですが、メインの柱を決めたいと思ったとき、「区分マンション投資」にしたいと思いました。その理由は前述のとおり。そして、サブとして続けるべきはコツコツ投資で着実に黒字を見せてくれているiDeCo、NISAだと思いました。

では、どれから撤退するか?それを考えた時、「みんなで大家さん」となりました。その理由は…。

 

何に投資しているかわからない「みんなで大家さん」

「みんなで大家さん」を始めた理由は、我が家に余剰金があったからと配当の高さと5年定期というところ。名前のカジュアルさもとっつきやすかった。パンフレットもしっかりしてる、ザーッと読んでは見た。届いた契約書は読んだような気持ちになって、記入、捺印して契約を締結した。でも、どうしてこんな高配当なのか?そこは正直よくわかっていなかった。今でもそう。

 

ホームページを見れば見るほど、不安になる。

現在、商品として主に展開している「成田〇号」はゲートウェイ成田という施設に関する事業投資の模様。この商品の施設は2026年度末に開業予定なのだそうだが、次のURLのページにある工事進捗をみると非常に不安になる。

 

<ゲートウェイ成田の進捗ページ>

 
感想…「なんもないじゃん」
もちろん、2026年度末まで3年程ありますが…正直不安になりました。
ていうか、なにもないのにどうやって家賃を得ているの?という疑問。
 
そして親会社のHPが以下。

全体的になんだかイメージ画像多めというか、トピックス掲載もなんだか多くは感じない。断っておくが「みんなで大家さん」の配当が遅れたこともないし、トラブルになったことも一度もない。筆者が、ただ「不安に感じ始めた」というこれだけの話である。

 

解約の時の担当者との電話内容をまとめてみた。

 

その結果…

話を聞いてもやっぱりわからなかった

卸などと縁遠い仕事をしているわたしなので、話を聞いてもまったくイメージできない。たぶん、わかる人にはわかるし、上記のやりとりを読んで「これなら安心!大丈夫だ!」と思う人もたくさんいると思う。なので、みんなで大家さんの担当者や営業の方と話をされて、理解される方はやっていいと思う。この商品を否定するつもりもないし、この商品に投資される方も否定しません。それに実際、配当は遅れることなく支払われていたし、7%相当だったわけだから。

ぶっちゃけ、「3000万円くらいここに投資すれば2カ月に一度28万円の配当があって、それを繰上げ返済に充てたら、懐いたまないよなー」、とかの皮算用はしたしね。

とはいえ、わたしはこの件から手を引いて、後日、成田に商業施設ができた暁には遊びに行きたいと思う。あの会社が作った施設がこんな風に稼働しているんだ、この一部にわたしのお金が使われていたんだと感慨に浸れるのも遠くはないと思う。

 

 

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