中国産かんぴょう歴史 4 | かんぴょうブログ

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栃木県でかんぴょうの卸売問屋をしています。

現在 かんぴょう流通量の約90%以上は中国産です

 

以前にも記しましたが
中国かんぴょうの生産量も

1982年  73t
1983   82t
1984   123t    

1985   290t
1986   500t
1987   800t 
1988   1200t
1989   2200t 
と急激に増産され
最盛期は1999年  3787tを生産するに至った

 

 

かんぴょうの生産時期と選別時期 船積み前の検品時と

年3回は中国へ出向き指導しましたが

その時は「分りました。大丈夫ですよ」と云うだけで 中々品質改良は進まず

苦い思いもしました

 

1989/8/28 右の青シャツが小生

中国 瓦房店の工場でかんぴょうの選別方法を説明しているところ

 

 

この時期 日本ではバブルの好景気が続いており

中国でのかんぴょう生産も 毎年のように倍増され

仕入さえすれば売れました

 

 

80年代後半のかんぴょう選別工場 1987/10/1

 

この頃の工場は劣悪な環境の中 若い女工さんが多く働いており活気が有りました

 

賃金は 日当300円程で

10万円あれば家族が一年暮せた と云う時代でした

 

 

その10年後には

 

衛生管理にも気を配る様になり 工場も綺麗になりました

 

 

中国で最初の朋友

 

遼寧省老虎屯鎮工場の 酒がめっぽうに強い鞠総経理

同じ1948年生まれで何故か気が合いました

 

それまで木工の工場を営んでおりましたが かんぴょうは儲かるからと

かんぴょうの選別工場を始め 約20年取引をしましたが

今はまた木工の工場経営に戻りマンションを建てて成功しております

 

つづく