補欠ゼロ サカイクさんの記事について | よしひろのブログ めざせレギュラー!息子くんのサッカーブログ

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息子くん。小学2年生からサッカー始めて、ついに大学生になりました!補欠ゼロを願う私のサッカー備忘録ブログです。

サカイクさんのこの記事。

ちょっとこの記事に物申させていただこうかと。

https://www.sakaiku.jp/series/cat_1/2024/016634.html#


「サッカー補欠ゼロ」ってグーグル検索すると、出てくるこの記事。

実はスクロールすると私のブログも出てくるんですけど(^^;


この状況ってかなりヒドイですよね。

相談してるのは、9才のお子さんの話。 


「公式戦などのちゃんとした大会はメンバー固定、うちの息子は緊張感のない練習試合(トレーニングマッチ)ですら試合が決まった最後の方にしか出場させてくれない」


何だか他人事とは思えない内容。

一部抜粋しますが、


「同じ月謝を払っているのに不公平。

チーム運営のお金やコーチのお給料を払っているだけ?

試合にほとんど出ない(全く出ない時もある)のに応援に行くべき?正直我が子が出ないなら行っても辛い。

小学生年代は全員公式戦に出せてくれても良いのではないでしょうか。今後私はどうしたらいいでしょうか」


そんなサッカーママさんのお悩み。

本当に胸が痛くなります。


これに対してサカイクさんは、3つの事を書かれています。

①日本サッカー協会は補欠ゼロを提唱してる。

ただし、「日本では「チーム一丸」と言いつつ上手い子のほうに目が行くことを当然と考える指導者は多いでしょう」と。

でも「日本サッカー協会が提唱してても、実際には2割弱。地域によっては1割無いぐらいのチームしか、補欠ゼロができてない」と。


正直こんな状況おかしい!こんな指導おかしい!

だから、仕組みを変える必要があるでしょ!

ってもっと明確に言って欲しいなぁ~。


②自己肯定感の話

ママさんが笑顔で試合を観てないと

「補欠はすごくダメなことで、補欠である僕はダメなやつ」

という認識になりがちです。自己肯定感が下がってしまいます。

もし「なるほど」と思ったら、一度笑顔で試合を観に行ってみましょう。って…。


笑顔とかじゃなくて

補欠はすごくダメなこと。

でも補欠である僕はダメなやつじゃない!って

親が何度も話してあげる事が必要ですよ。

親が笑顔だとか、どうこうなんて関係なく、試合に出れなかったら自己肯定感が下がるのは当たり前です。

子ども達は、試合に出れる出れないで区別される事で、大人が思ってるよりもシビアな世界に生きてますよ。


「試合に出られなくても仲間を応援する姿、負けて悔しがる姿、仲間のゴールを喜ぶ顔を見てあげてください。上手でエースでひとりでドリブル突破して点を決めてくる子どもと同じくらい、もしかしたらそれ以上の価値のある笑顔ではないでしょうか。他者の成功を愛(め)で、ともに喜べるのですから」


これは確かに大事かもしれないけど…

だからいいでしょ。とはならないです!

サッカーしたくて、チームに入ってるんです。

応援する為じゃないんです。

チームメイトの成功を喜べるのは、すばらしい事だけど、サッカーさせて貰えない状況、させないチームがおかしい事。

それを一緒に考えてあげなきゃいけないんじゃないでしょうか。


子どもが試合に出れなくても応援に行って、息子さんに寄り添うのは、すごく大事だと思うんです。

だって、チームはケアしてくれないから。


挙げ句の果てに

みんなより上手くなったら出れるから。

上手い子のサッカー観てなさい。観るのも勉強。

ちゃんと観てたら上手くなるから。

試合に出れない悔しさがあるから、もっともっと頑張って上手くなっていくんだから。

その経験が、人生の役に立つんだから。

なんてね。


何でサッカーしたいだけなのに、サッカー下手な子だけに、頼んでもないのに、そんな経験をさせるんですか!

上手い子のサッカー観るより、自分でサッカーした方が上手くなるに決まってるでしょ!

悔しい思いなんて、他にいくらでも経験するから!

子どもにサッカーさせないようなコーチに、そんな事教わらなくていいから!


ってサカイクさんの記事にはこんな事は書いてませんね。

でも、その後の人生で、補欠の経験があったから成功した?

小中学校の時はエースだったのに、高校で上手くいかず、勉強してこなかったから希望の大学に入れなかった??


そんなの関係ねー!!!

そんなの関係ねーって!!!

言いたくないけど、言っちゃいますよ!!!

全く別の話でしょーが!


そして③チームを移籍をする際は子どもの気持ちを優先に

これは………勿論それはそうなんだけど。


「試合に出れないから、出れるチームに移籍する」

「試合に出られないとスポーツは面白くないかなと思ったので、移籍を勧めてみました」これで十分です。

あとは子どもの気持ちを優先って…


いや、子どもは、そんなに単純じゃないですよ。

友達のいるチームから去る事。

試合に出れないから

下手だから

弱いチームなら出れるから


そう考えて、移籍に積極的になれなくないですか?

ベンチで座って試合に出れない事に我慢して、でも逃げたくないから、逃げたと思われたくないから練習頑張っちゃう。


もしくはどうせ試合に出れないから、練習でも消極的になって、でも強いチームにいるから。友達もいるから、このままでいいやってなっちゃうんじゃないですか?


だから試合に出さないチームは、ダメなチームだから移籍する。

ベンチに座っててもサッカー上手くならない。

サッカー上手くなる為に。

試合の楽しさを、サッカーの楽しさを知る為に、移籍する事は悪い事じゃ無い。

移籍する子は、何も悪くない。

その事を、しっかり教えてあげなくちゃダメなんじゃないですか?


エラそうにすいません。

久しぶり熱くなってしまいましたね。

でも補欠が無くならない今の状況が続くなら。

サッカーしたい子に、サッカーさせない事を良しとする状況が続くなら。

大人の都合で、子どもからサッカーする権利を奪うなら。


やっぱりそんなチームからは去り、移籍するしかないですよ。

1割か2割しか無いチームを探すの大変だけど、移籍しなきゃいけないですよ。


うちは、息子くんが移籍したくない。

練習頑張って、試合に出れるようになる!って、

そんな息子くんの意志を尊重して移籍しなかった。

でも最後までベンチだった。

きっと息子くんは、サッカー大好きだから、どこのチームにいっても練習頑張ったと思う。

ベンチで散々悔しい思いなんてしなくても、練習頑張ったと思う。

サッカー大好きな息子くんに、もっともっとサッカーさせてあげたかったって思うし。

チームメイトと一緒に、ピッチの上で勝つ喜び、負ける悔しさ、サッカーの楽しさを味あわせてあげたかったなって、やっぱり思うんですよね。


でも移籍って本当に難しいんですよ。

全員均等に出場させるチームなんて本当に少ないから。

だから、均等出場じゃないけど、出れるチームを探す。

でも出れるチームってどこ?

運良くそんなチームを探せたとして、そこに息子くんが入ったら、元々いた子が1人出られなくなるんですよ。

そしたら、今度はその子が移籍して…..

ある意味健全ではあるかもしれないけど、その子はいいチームを見つけられないかもしれない。

だったら結局何の解決にもなってない。


更に経済的にもユニフォームを買いなおして、場合によっては、練習着とかカバンなんかも買いなおしたりして………。


本当に大変な問題だし、

子どもからサッカーを奪うって、あってはならない事なんですよ。

その事をもっともっと真剣に考えないといけないんですよ。