私が中学生の頃、サッカーの練習中に水を飲むなんてあり得ませんでした。
どんなに喉が乾こうとも1滴たりとも水を飲んではイカン!
それぐらい我慢するのが当たり前だと。
指導者は勿論、生徒の為になると思ってそう指導していたんですよね。
水を飲むと体が重くなって動けなくなるとか
水を我慢する事で根性がつくとか
水を飲む時間があるなら、練習させなくちゃとか。
今思えばありえない。
水分補給は絶対に必要。
むしろ積極的に水分をとらないといけません。
それをみんながわかってるから、今時こんな指導をする指導者はいませんよね。
水分補給しないと運動能力が低下するって考えが理解された背景には、いろんなデータを集めてこれまで常識とされていた事を覆す努力があったのかもしれない。
水分補給しなかった為に悲しい事故が起こってしまったのかもしれない。
そんな事があって、何年続いたのかわからない間違った指導が終わりを迎え、今に至るわけですよね。
でもこの問題。
解決策は至ってシンプル。
水飲ませればいいんですから。
勿論適切なタイミングでこまめに水分補給させるのは、簡単じゃないのかもしれないけどね。
もしかしたらこんな事もあったのかな?
とある鬼コーチ
水分補給は逆に必要って話を最近よく耳にするようになった。
でも昨日の練習までしつこいぐらいに水を飲むなと厳しく指導してきた。
水を飲みたそうにしてる生徒に、「根性が足りん!」と叱責したりもしていた。
それを急に手のひら返して、水を飲めだなんて。。。
そして練習中。
鬼コーチ「ちょっとみんな集合してくれ」
鬼コーチ「みんな今日は暑いから水が飲みたいんじゃないか?」
生徒「飲みたいですけど、俺たち根性で頑張るッス!」
鬼コーチ「おっ。。。おう。でも今日は暑いから特別だ」
生徒「い、いいんですか!?」
鬼コーチ「いいぞ!ただし水を口に含むだけにしとけ」
鬼コーチ「の、飲み込むなよ!」
生徒「コーチ!○○が水飲んでます!」
鬼コーチ「コラ!。。。でも少しなら飲んでいいぞ」
なんてやり取りがあったりして。
笑い話じゃなくて、間違いに気付いたら、素直にそれを認める勇気が絶対必要なんですよね。
かつて暴力的な指導が行われていました。
私はこれまでそんな指導を受けた経験はありませんが、一部では私の時代にもあったんだと思います。
今も悲しい事に、暴力的な指導が残っているのかもしれません。
これもその指導者は、恐らく選手の為、チームの為にって気持ちがあったんでしょう。
(それすら無い人もいたかもしれませんが)
暴力が悪いことだなんて、誰でもわかる事のはずなのに、
今までそうしてきたから
それで実績をあげてきたから
自分は偉いから何をやってもいい…等々
と間違った指導を続けていたんです。
でも当然ダメなものはダメ。
暴力的な指導の根絶は、絶対にしなくてはならないし、それを目指して世の中全体が動いていると思います。
さて、ここまで読んでいただいた方なら、もう察しがついていると思いますが。。。
はい。
またもや出ました。
補欠ゼロ!(題名で書いてるし)
これも○○だから
△△の為だから
□□ってメリットがあるから
っていろんな理由を並べて、いるんな理由があるからって
見過ごしていい問題じゃ無いと思うんですよ。
水の問題や暴力的指導の問題と一緒にするな!
ってご意見はもっともだと思います。
解決するにはいろんな事を変えていかなければいけないし、
そんな簡単な話じゃない。
でも本当に全く違う話なんでしょうか?
ダメな事。
なおしていかなきゃいけない事って意味では同じだと思うんですよ。
補欠がいることのメリットを仰る方もいると思いますが、そのメリットの何倍もデメリットがあるし、メリットがあるからと言って、試合に出さず、ベンチに座らせておく事を良しとすることは出来ないと思います。
この先いつの日か補欠ゼロ。つまり年間の試合(公式戦)出場時間の均等化は、当たり前になるんでしょうか。
なって欲しいです。
もしかしたら反対されている方の中には、こんな意見の方もいるのかな?
「そんな事したら才能あるうちの子供の成長機会が失われちゃうじゃないか!」
「全国大会に行けなくなっちゃうかもしれないじゃないか!」
「あなたの息子はもう高校生だから、補欠ゼロ補欠ゼロっていつもいつもうるさいけどさ!」
確かに高校ってまたちょっと特殊ですかね。
あと1年2年でこの制度?文化?が変わることも無さそうですし。
でも安心して下さい。
もし出場時間が減ってしまったり、大会に優勝できなくなったりして不満に思ったなら、
チームを移籍すればいいんですよ!
補欠ゼロが実現されたら、チームに入る際にはセレクションがあるはずです。
それに合格できたら、例えそのチームの同じポジションにメッシがいたとしても、出場時間がゼロになることはありませんから。
。。。すいません。皮肉っぽく言ってしまって。
補欠有りの世界から補欠ゼロへ。
環境が変われば、誰でも不安があるのは当たり前ですもんね。
最近こんなのばっかですね。
次は別の内容の記事にします。