3ピリオド制とかなんとか | よしひろのブログ めざせレギュラー!息子くんのサッカーブログ

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息子くん。小学2年生からサッカー始めて、ついに大学生になりました!補欠ゼロを願う私のサッカー備忘録ブログです。

 


こんな記事を見つけました。

3ピリオド制。登録メンバーを全員出場させるルール。


これはすべてのゲームで採用してもいいぐらいって私は思うけど、そもそも全ての子供達に均等に試合経験を積ませる事がどれだけ必要かを理解する事が大事ですよね。


そうでないと、これまでずっとベンチに座ってるだけだった子は、3ピリオドでもずっとベンチの可能性があると思うんです。


うん、うちの息子くんは3ピリでも厳しかったかも…。


さらに全てのゲームが3ピリオド制になったら、チームによっては16人も選手が集められないチームも出てきますよね。

それでは試合そのものが出来なくなっちゃうから本末転倒。


記事によると、これまで目立たなかった子が試合経験を積むことで、グングン伸びることもあるって書いてあります。

そういう事って必ずあると思うんです。

全ての子供にチャンスを平等に与える事で、これまでベンチにずっと座らされて、サッカー嫌いになって、サッカーを辞めてしまった子供も、才能が開花する事があるかもしれない。


だからやっぱり試合経験は大事。

これは間違いない!!


………間違い無い事は確か!なんだけど、実はちょっと違うなぁ…とも思ってて。

試合経験を積むことで、これまで隠れていた才能が開花する事って、全体から見たら少ないと思うんですよね。


才能を伸ばす事だけを考えたら、今見えている才能を伸ばす。

目立つ子にどんどん試合経験を積ませる事の方が、ずっと効率がいいと思うんです。

チームとしてもすぐに結果を出すには、こっちの方がいいはずです。

でもそうじゃない。

目的はそこじゃない。


全ての子供達に平等に試合経験を積ませる事で、隠れた才能を見付ける事もあるかもしれないけど、そもそも全ての子供達はサッカーを楽しむ権利を持っているんです。


3ピリオド制の記事に対してこんなコメントがありました。

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「凌ぐだけで過ぎるあっという間の12分」「1本目と2本目は0-0か0-1でOKな前座感」をとても感じた。“ウチの子を公式戦で見たい”という保護者の声に応えただけで、試合経験や緊張感など、これが育成に繋がるものとは思えなかった。〈綺麗事の妥協作〉かなと。

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うん。なるほど。でもね…。


保護者の声に応えただけじゃないんですよ!

綺麗事じゃないんですよ!!

サッカーやってる子供達が当然経験すべき事なんですよ!!!


なんでこんな事がいつまでたってもわからないんですか!?



…なんて、偉そうにすいません。

そんな意図での発言なのかわかりませんしね。


偉そうな事を言ってるけど、私も息子くんがベンチでツラい思いをしたから言ってるだけなんですよね。

自戒の念を込めて言いますが、もし息子くんがレギュラーで、バンバン試合に出まくってたら、そんな事思わなかったと思います。


誤解を恐れず言ってしまえば、小学生年代は特に、やれゴールデンエイジだなんだと、子供達に可能性が無限にあるのをいいことに、才能を伸ばす事が正当化され過ぎてる気がするんです。


だから親は子供にどんどんサッカーの才能を伸ばすための環境を与え、才能を伸ばしてくれる(のかどうかわからないけど、試合には勝つ)指導者は、どんどん正当化される。


指導者は、試合に勝つためにメンバーを固定する。

試合に勝つことは、チームの為でもあり、親の希望でもあるから。


私も当時は息子くんに巨大な才能がある!とまでは思って無かったけど、才能が開花する事はあるかもしれないって、ちょっぴり思ってました。

もっともその前に試合に出るためには、まず上手くなくちゃいけない。

だから評判のいいスクールに通わせて、息子くんは週に5日も6日もサッカーしてました。


その当時から

「小学生のうちは自主性に任せなさい」とか

「詰め込みすぎはやめなさい」って記事を読んだりしてたけど、

言いたいことはわかるけど、でもね、うちの場合はそうはいかないんだよって思ってたんですよね。


スクールに行かせてた事を後悔してる訳じゃなくて、それだけ一生懸命だったから、小学生の試合なのに勝利至上主義になってしまう気持ち、勝利こそが正義!才能を伸ばす事こそが正義!っていう気持ちもわからなくも無いんですよね。


たがら全員出場、まずは楽しくサッカーする事が大事だって、当たり前の事なのに、中々実現されない。


あの当時の私が、この記事を読んだとしても、「いやうちは…」

って、きっとなってますからね…。


でも今思うのは、全ての子供達が、均等に試合出場してサッカーを楽しくやって欲しい。

下手でも、遅くても、小さくても大きくても、真面目でも不真面目でも、おとなしくてもうるさくても、みんな平等に。


トレセンもいるのかいらないのか正直わからない。

まぁ選ばれたこと無いからだけど(笑)。

でも行きたい子が行けばいいんじゃないですかね?

サッカーもっともっとやりたい子が集まれる場所があれば。

あと超特大の才能を、どーーしても持て余してしまうような子供は、J下部とかセレクションチームに行けばいいんじゃないですかね。


それに中学生からでも才能は伸ばせると思う。

もちろん高校生でも。

小学生の頃、とにかくサッカーが大好きで、毎日どっかしらでボール蹴ってましたって子なら、才能が自然と開花すると思う。


本当のトップレベルはそんなに甘くない。

特大の才能が無いからそんな悠長な事が言ってられるんだって、言われちゃうかもしれないけどね。

私はそう思います。