ブログ記事一覧|短歌 -20ページ目
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短歌

旬な時を刻む

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  • 向かい立つ 鏡に写る 吾姿 彩る野辺の 艶に肖る 

  • 朝あさに 向かう心の 言鏡 写す朝日に 肌は輝く

  • 観劇のステージ 広く里の秋 木々は競いて 色づく裾野 

  • 傷む野の 打たれる雨に たますだれ 白く揺れつつ 花びらふたつ 

  •  陽に滲みる 秋を刻んで 蕾む菊 漂う香りの 夕餉に酔いぬ 

  • 秋深み 時を刻んで 菊開く 漂う花は 庭を包みぬ  

  • 日差し伸び ゆとりの隙に 秋風の 梨味重ね 孫は気遣う

  • 訳もなく満たした後に押し寄せる吾子の置いた温もり騒ぐ

  • 干草に 熱風包む 土手の香に 足元裂けて 夏は噴出す

  • 溺れ行く 吹く風騒ぐ 薄野の  穂波の光る 夕陽の中に

  • 秋の実を 両手に集め 抱き上げて コスモスの香の 匂う夕餉に

  • 秋の実を 腹一杯に 含ませて コスモスの風に 肌を荒いぬ

  • ベルが鳴り 天が落ちると 騒ぐ声 山裂く濠雨は 家を飲み込む

  • 着ぬままに 夏の衣は 空を見ず 来る春を待ち 名残を惜しむ

  • さり気なく 心も開けず 夏去りぬ 未だ覚めずに 蕾のままで

  • 月を背に 灯りに浮かぶ ススキ穂の 舞う静けさを 刻むメロデー

  • 弱き夏 梅雨の傷跡 朝顔の新たなに咲けと 枝差し替えて

  • ひとつずつ 斜陽の流れに コスモスの 別れの花を 押し花にして 

  • 踏みしめる 温もる土に 金木犀 足元の香の 秋に酔う朝

  • 豊かを 肌に鼓動の 降りる「時 朝日は宵の 東に出会う

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