南仏の空の下、一服のお抹茶を | おいしく、楽しく、美しく!

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Private Salon
Le Papillon Bleu



テラスで涼むお道具たち(おかたづけ後)


たっぷりと朝食をいただいたあと、ヴィラのご夫妻にお抹茶のお点前を。

La cérémonie du thé japonais   (Japanese tea ceremony)


お茶との出会いには、運命的なものを感じています。


渡英まで一ヶ月というタイミングでいただいたご縁。お稽古の見学で、イロハのイも知らない私に教えてくださった先生が


「あなた向いてるからやったほうがいいわよ、ロンドンに行く前にまたいらっしゃい」


どうにか都合をつけて盆略手前を教えていただき、お礼をお渡ししようとしたら


「いいのいいの、外国の方や、海外で日本を恋しがってる日本の方にお抹茶点ててさしあげて」


友人の紹介とはいえとつぜん現れた私(入門してもないしする可能性もない)にかけてくれたこの言葉、一生忘れられないとおもいます。





そして約束どおり、お抹茶を点てています。ロンドンの森で野点もしたし、友人を呼んで自宅で、この一年でパリでも4回ほど、そしてこの南仏の空の下、ル・テ・マッチャ(le thé Matcha)はみるのも聞くのもはじめて、というご夫婦に。


私は初心者でまだまだだけど、上手い下手はさておき、こんなのがあるよと知ってもらうのがたのしい。





旅先では、足りないものをあるもので見立てる工夫もおもしろくて、略盆点前のお盆になんと le planche à pain (パンをスライスする木のボード)を使いました。(いいのかな・・お茶のことあまり知らないから(笑)おかしくてもご愛嬌で・・←初心者の強み)


キッチンには柄入りのプラスチックのトレイもあったけど、

「自然を感じることもお茶のたのしみで、お茶室もお茶道具も自然のものでできてるんです。ちょっと小さいけどこっちのほうが調和しそう」 と言うと、なるほどー!と納得してくれました。


- Matchaって粉なんだ。きれいな色。ほうれん草みたいな香りがする。写真撮っていい?

- 茶葉そのものをいただくから、カラダにもすごくいいんですよ。ビタミンCや抗酸化ナントカカントカが豊富で、お茶の先生は高齢の方でもお肌もきれいで元気です。

- 日本人はみんな毎日飲むの? 

– いや、そういうわけでは・・・(笑) 飲んだ方がいいけど、美味しいのはけっこう高いから。でも抹茶アイスクリームに抹茶マドレーヌ、抹茶チーズケーキとかみんな大好き。抹茶ラテも。


とか


- お茶室に入るまえに手や口を水で清めて、身分もエゴも諸々、そとに置いて入室するんですよ。

- 教会に入るときと同じね。

あ・・そうかー!(パリの奇跡の教会でみかけて、神社と同じだ・・と思ってましたがお茶もだ)





お茶碗はこうやって持って、すこし上にもちあげて「感謝」の一呼吸 ・・・ 亭主にだけじゃなくて、今ここでこうやってお茶をいただけること、今ここに一緒にいるひと、お道具、気持ちのいいお天気、空、お庭のみどり、一期一会、すべてのことへの感謝なんです


・・ そんな会話をしながらすごした時間。真剣にきいてくれて、よろこんでくれて、うれしかった。今回の旅での、忘れられない思い出になりました。





渡英前の大きなうねりのなかでの、お茶との出会い

- 大好きなお姉さんがくれたきっかけ (これがなければ何もはじまってない)

- 船便をイギリスに送ったあと 近所の公園で読んだ一冊の本

この記事を書いたあと怒濤のうれしいご縁にめぐまれて

- ロンドンの家をきめて日本に戻ってすぐ、お世話になった会社でフォトレッスンの機会をいただき、トップフロアのお茶室ではじめて本格的なお茶の体験をさせてもらいました。遠州流の先生にじっくりとお話も聞かせていただいて、ありがたかった。

(外資IT東京本社ビル最上階に庭つきの本格茶室があるという・・ OL時代は入ったことがなく、これ以上ない最高のタイミングでお邪魔できたのでした。いつか写真を紹介したいと思ってます)

- 友人の計らいで、上記の裏千家の先生にお世話になったり、表千家のお稽古にもお邪魔させてもらって

「楽しそう、やってみたい」というふわふわが、みるみる間にカタチになって、、「これは私、やることになってるんだな」 と思わざるを得ない流れがありました。


そういえば、 フランス語をはじめた経緯 も不思議な流れでした。軽い気持ちで口走ったことがきっかけで、命をふきこまれたようにいろいろ動き出して 「うわあ、これは、、やるってことだな(やらないオプションはないな)」と思ったんだった。


実際はじめてみたら楽しくてたのしくて、応援してくれる人にもたくさん恵まれて・・ほんとにありがたいです。無駄にしないようがんばります。


* 先月は おしゃれな隣人マダム とついに出会ったのですが、なんと彼女、ロンドン/パリに拠点を持つスイスフランス人アーティストで、「フランス語やってるの?わたしが練習相手になってあげるわ!」(驚)多忙そうな人なんだけどなんだろうこのサービス精神・・ 来月あたりうちでお茶会だな


そう、気づけば、お茶とフランス語がいっしょになってた。渡英前はフランス語でお茶をやってるなんて想像だにしなかったけど・・(あ、カタコトですよ。)




野点のお茶道具がはいったシルクのパニエ。お抹茶碗は備前焼。やさしい色が気に入っています。


今月末にフォトレッスンでパリへいくのですが、ひょんなことで知り合った女の子の家に泊めてもらうことに。そこでも薄茶のお点前してきます。お茶菓子、パリのとらやで用意しようかな。(日本を離れてからすっかり和菓子LOVE:和菓子にめざめる。日本はすごい


これからも、いろんなところに一緒にいけたらいいな。




点と点が繋がってくるのを感じた旅です (つづく)


ニース 海岸沿いのドライブ&ラン

南仏 ニースでの朝食

コートダジュール10日間を終えて

色彩の魔法にかこまれて(シャガール国立美術館)

南仏 コートダジュールより(ニース 天使の湾)



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