
美和姉からとどいた、宝物
2年前、レッスンでどんなことをするのか全く知らず、とにかく飛びこんでみた大人バレエの初心者クラス。
音楽にのせて足首をうごかしたり体をのばすストレッチにはじまり、どきどきのバーレッスン。まずはバレエの基本「プリエ」(屈伸のようなエクセサイズ)を、うつくしいピアノにあわせて手の動きもつけて。このときのメロディー、つまり私のバレエとの出会いの音楽は、チャイコフスキーのヴァイオリン・コンチェルトでした。
うわあ・・・ なんて気持ちいいんだろう!
ついていくのにやっとだったはず。 でもそのときは、音楽にあわせてゆったりと体をうごかし、すみずみまで体をのばすことの気持ちよさに、ただ夢中になってた。
レッスンで流れていたバレエピアニスト星美和さんのCDがとにかく素敵で、「こういう選曲をする先生に習いたい。ぜったいここ!」とレッスンがはじまってすぐそのスタジオへの入会を決めてました。
体が固いとか脚があがらないとか右左がわからなくなるとか覚えられないとかはさておき、こんな音楽にあわせて体を動かしたい、この優雅な動きを美しくできるようになりたい、そんな高揚感と夢いっぱいだった、2年前のきのう、3月16日、わたしのバレエ記念日。

右端の一枚がそのときのCD。Music for Ballet Class Vol.1 / Miwa Hoshi
以来あたらしい扉を開けるときにいつも聴いている、いわば、ときめきのテーマ音楽。 ゴンタくんの誕生日にはじめて一人でヴィクトリアスポンジを焼いた日も、はじめてロンドンの自宅で一日フォトレッスンをした日の朝も、このCDをかけて準備をしました。
美和さんのピアノは、しあわせが音譜になっておどってる。
いまでもほっぺをつねりたいくらいだけど、わたしをバレエの世界に笑顔の音楽で迎えてくれた美和姉、ご縁があってバレエ公演にご一緒させてもらって以来(言葉にならないけれど)、とっても可愛がってもらってます

渡英前、「さみしくなったらこれ聴いてがんばって!」と残りのシリーズのCDをプレゼントしてくれて、その後に発表された Vol.5 「NOSTALGIC」はわざわざロンドンに送ってくださったんです。プリエにレ・ミゼラブルの On My Own 、アダージョに Raise Me Up など名曲も多くて、このCDをかけてると、家のなかが幸福で満ちて、空気がきれいになるように感じるんですよ。ピアノの清涼な音色かな。美和姉だからかな。音楽という魔法でたくさんの人に愛をとどけている美和姉。そういうことができるって、なんて素敵なんだろう。
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去年のバレエ記念日は、家をきめるための渡英直前でした。今年はロンドンで。あえて初めての先生のクラスにいって(初レッスンはついていくの大変だけど、楽しかった!)、帰宅してシャワーをあびて、ゴンタくんとちかくのパブで乾杯。

去年夏のドリンクで紹介したPIMM'S。 おなじパブにて。
バレエ2周年と、春に乾杯しました。ロンドンでは桜も咲いていて、半袖のひともいるんですよ。

夜はゴンタくん作のブイヤベースと白ワインで乾杯。そのワインのラベルが、羽のはえた天使が飛んでる絵だったのがうれしかった。(わざとえらんでくれたのかと思ったら、たまたまでした。笑)

羽がはえたように軽やかに踊れる日がきますように!
バレエをやっててよく思うのは
「昨日までできなかったことができるようになるってすごい」
ちいさい子供って、そういう毎日の連続だとおもうけど、大人になってからは、なかなかない。 寝返りをうてた、笑った、ハイハイできた、「ママ」が言えた、立てた、つたい歩きができた、手がはなせた、ブランコがこげた、自転車がのれた、鉄棒に手がとどいた、逆上がりができた、跳び箱がとべた、、いま私はどこかな・・ つたい歩きくらいかな・・
ちょっとずつでも、何かが「できるようになる」って、ほんと嬉しい。昨日より今日のほうが、成長してるってことだもん。
と同時に、できない自分に真正面から向き合うこと、恥ずかしさ、不安、恐れを克服することも、もれなくついてきて。
バレエをならいながら、別のことも学んでるような気もします。
初心者クラスが居心地よくなってきたら、たまには背伸びしたクラスを受けて Out of my comfort zone (居心地のよいゾーン外)へ。そしたらまた「かっこわるい自分」とガチでご対面ですが、そうしないと、いつまでも同じところにしかいれないから。
続けてたらいつかできるようになるかな、と希望をもってたのしく続けています。
大人バレエをはじめた2年前の記事に
自分もバレエをやってみたら、観ていてさらに感動できるんだろうな~
もっともっと、自分の存在そのもので感じてみたい!
って書いてました。
うん。いまはバレエを観ていても、前よりもずっとずっと、いっしょになってる感じがする。とっても深いところでよろこんでる感じがする。
・・で、今朝おきたら

なんですかこの図は。笑 (ズッキーニケーキを欲しがってた子と仲間たちがとつぜんダイニングに)
ワインのボトルのよこにゴンタくん高校時代の倫理・哲学の教科書がひらかれていました。なかなかいいこと書いてた。長くなるので次の記事にて♡