奥手女子を卒業して40代で結婚した
婚活恋愛カウンセラーのなつみです。
木曜日に、根本師匠のお弟子の先輩・ヤタさんの心理学基礎講座に参加しました。
*ヤタさんHPはこちら
テーマは「癒着の心理学」。
私は母親との癒着が強かったので、理解を深めるために参加しました。
今回のブログは、講義内容に基づいて、私と母の癒着の話をしたいと思います。
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癒着を簡単に説明すると。
「自分と誰かの間の感情の境目がなくなっていること」です。
母親と癒着すれば頭や心が母親でいっぱいに、彼氏と癒着すれば頭や心が彼氏でいっぱいになるような感じです。
そして、癒着の中で代表的なのが、母親と子どもが癒着する母子癒着。
ということで、講義では母子癒着の話が中心でした。
母子癒着が起きるのは、子どもが依存状態から自立するときに、母親との間の距離を上手くとれなかったからで。
反抗期のない子とその母親などが、代表的な例に挙げられます。
*反抗期がなくても自立できる子もいます。
母親との距離を上手くとれないと、他の人とも距離を上手くとれなくて、問題が起きがちです。
母との関係というのは、その後の人間関係のベースなのです。
恋愛や婚活や夫婦関係が上手くいかないときに、「親との関係を見直しましょう」と言われる理由の一つです。
講義の中では、母子癒着の4パターンについての説明がありました。
①母親と仲良し
②母親の母親役
③お母さんがかわいそうだと思ってしまう
④家を背負っている(由緒ある家柄など)
これ、私は一見するとどれにも当てはまらないのですが。
深く深く自己分析すると、実は①と②に当てはまるのです。
①は母親が過保護・過干渉で、「○○しなきゃダメ」「○○してはダメ」と言われて、コントロールされてきた場合で。
②は母親から放置された、母親が弱すぎたなどの理由で、小さい頃から自立しなくてはいけなかった場合です。
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ここで私の子どもの頃の話をすると。
私は、2歳のときに妹2人(双子)が生まれています。そして、母の手は全部双子にとられてしまいました。
3歳のときに、外で親に手を繋いでもらえなかった…ということもありました。
また、3歳から12歳ぐらいまで、私は母から「鈍い」「要領が悪い」「手際が悪い」とキツい口調で叱られまくっていました。
母はスキンシップは少なかったけど、私を心配して見張ってはいたのですよね。それも愛なんですけど、叱られるのは辛かった…。
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つまり、叱られまくっていた私は母の過干渉がすごかったので①に該当します。
また、母は弱くはありませんでしたが妹に手を取られていたので、2歳以降の私はまあまあ放置状態でした。
なので、②にも該当するのです。
過干渉でかつ放置されていたというのは矛盾しているようですが、実際そうだったと思います。
このぐらいの矛盾はよくあります。
そして、母に全く悪気はなく、むしろ一生懸命だったこともわかっています。
①に該当した場合の問題は、人間関係で「いい子ちゃん」をやってしまうことです。
自分の意見を言ってはいけない気がする。
頼まれたらNoと言えない。
自分を優先できない。大切にできない。
コントロールされてきたから、ついついそうなってしまうのです。
だから、会社や友人関係でいいように使われたり、彼氏の言いなりになってしまったりします。
また、②に該当した場合の問題は、甘え足りていないためにパートナーに爆発したり、自立しすぎて弱音が吐けなかったり、助けたい症候群になってダメンズコレクターになったりすることです。
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私は、10日でフラれた3人には②が出ました。
付き合った途端にかまってちゃんになってフラれました。パートナーに爆発したパターンです。
側から見たら距離感がおかしすぎるんですけど、止められなかったんです。
そして、4人目のモラハラ男には①が出ました。
4人目は私の欠点を絶妙に突いてきたので、「私が悪い、直さなきゃ。」モードに入っちゃったんですよ…。
癒着の問題点というのは、そんな風になってしまうから、「本当の自分らしさ」を発揮できないことです。
対処法として、以下の4つが挙げられました。
a母親を手放して卒業する
b罪悪感を癒す
c自分軸を取り戻してライフワークを生きる
d自己受容(甘える)
ここでヤタさんがすごく素敵な話をして下さったので、少しだけ書きたいと思います。
d自己受容ですが。
自己受容は、自分の感情を自分で認めてあげるということ。自分で自分を甘やかしてあげて、受け入れてあげて、愛してあげる。
「a手放し」は自分の意志でやることが必要だから、手放しの前に自分軸を取り戻すことが必要。そのためにも自己受容する。
どうしたら自己受容できるのかわからないときは、「私にとって甘えるとは何?」と聞いてみる。
そして、それを自分にしてあげて下さいとのことでした。
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30代でモラハラ男に引っかかるまでの私は、一見自分の頭で考えて生きているようだったけど。
蓋を開けてみたら、2歳から親に甘えられなかった寂しさと、3歳から12歳まで母親にコントロールされた影響がたんまり残っていたのです。
私の母子癒着への対処は、「d自己受容」→「c自分軸を取り戻してライフワークを生きる」→「a母親を手放して卒業する」でした。
私はこれを本を読んで自力で考えながらやったけど、ほぼ合っていたのね…と再確認したのでした。
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