歌手の八代亜紀さんが、昨年9月に難病の「皮膚筋炎」を発症され、12月末に間質性肺炎が悪化し亡くなられたと報じられています。

 

 

享年73歳だったということですので、「皮膚筋炎」の疫学的発症年齢のピークを過ぎた時期での発症といえます

八代亜紀さん死去 昨年9月に難病の皮膚筋炎発症…日本では2万人以上、女性に多い病気(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 

 

皮膚筋炎は「古典的膠原病」(注)のひとつで、自己免疫疾患ですが、発症年齢のピークは2峰性。若年性皮膚筋炎の好初年齢は7才、成人皮膚筋炎の発症年齢は30~50歳とあります。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/cra/27/3/27_163/_pdf

自己免疫疾患の疫学 - PubMed (nih.gov)

 

 

近年、日本でも特に女性に自己免疫疾患である膠原病を発症する方が増えているようですが、英国の大規模データーによれば、この20年間で自己免疫疾患は4%増え、人口の1割もの人々が罹患していると昨年6月に科学雑誌Lancetで報告されています

 

人口の1割が自己免疫疾患、20年で患者4%増

ベルギー・KU Leuven Department of Public Health and Primary CareのNathalie Conrad氏らは、英国の大規模データを用いて頻度の高い自己免疫疾患19種の発生率、有病率や疾患ごとの傾向、併発率などを検討。欧州リウマチ学会(EULAR 2023、5月31日~6月3日)で「19種の自己免疫疾患全体の有病率は約10%で、患者数は過去20年間に4%増加していた」と発表。

自己免疫疾患の発生率、有病率、および同時発生の経時的および年齢、性別、社会経済的地位:英国の2,200万人を対象とした人口ベースのコホート研究 - PubMed (nih.gov)

 

 

20年間で4%も罹患率が増加している背景には、社会的かつ集団性の疫学的要因があると考えるべきです。

 

 

■小児の自閉症スペクトラムも急増している

以前にも拙ブログで書きましたが、日本の子供達についての統計情報によると、 自閉症・情緒障害特別支援学級に在籍する児童生徒数は、平成19年度以降、毎年約6,000人ずつ増加しているそうです。

 

統計情報 - 発達障害教育推進センター (nise.go.jp)

 

子供の学年毎の全体数(分母)は年々減少しているということを考えれば、自閉症スペクトラムの疫学上の発生頻度(パーセンテージ)が、極めて異常なスピードで増加していることがわかります。

 

これについて、50年前と比べ爆発的に増えている小児のワクチンの定期接種を疑問視する声が内外にあります。

 

https://x.com/ttmikrs/status/1742539226619760767?s=20

 

 

小児用ワクチンだけでなく、多くのワクチンにはチメロサール (thimerosal) (注)という有機水銀化合物が防腐剤として含まれており、これは細胞毒性はない、などと指摘されていますが、果たしてそう言いきれるのでしょうか。

 

子供の不健康が増えている | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

「マニュアル型の医師達」は製薬会社に都合の悪いデーターを無視した「治療マニュアル」の盲従者 | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

 

膠原病に戻りますが、疾患の罹患率が20年間で4%も増加しているならば、その原因究明こそが大切なはずで、例えばワクチン誘導性などの可能性も考えられえるのではないかと思います。

 

 

製薬企業と結びついた現代の医学界では、ワクチン接種との疫学的な因果関係の追跡による原因究明は真摯にはなされていないという現状です。

 

 

(注)リウマチ・膠原病の種類

1942年,Klemperer博士は,血管・結合組織 にフィブリノイド壊死及びコラーゲンの増生を 認める全身性疾患を「collagen vascular disease」 (日本語訳は膠原病)と呼び6疾患 が示された.

 

Klemperer博士が報告した「古典的膠原病 」6つ

●全身性エリテマトーデス (systemic lupus erythematosus:SLE) 

●関節リウマチ (rheumatoid arthritis:RA) 

●強皮症 (systemic sclerosis:SSc) 

●多発性筋炎/皮膚筋炎 (polymyositis/dermatomyositis:PM/DM) 

●結節性多発動脈炎 (polyarteritis nodosa:PN) 

●リウマチ熱 (rheumatic fever:RF

 

その後,Sjögren症候群をはじめとする種々の疾患がリウマチ・膠原病として分類されている.

●Sjögren症候群(SS) 

●IgG4関連疾患 

●混合性結合組織病(MCTD)

●悪性関節リウマチ(MRA) 

●血管炎症候群 

高安動脈炎(TA),巨細胞性動脈炎(GCA),川崎病 多発血管炎性肉芽腫症(GPA) 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA) 顕微鏡的多発血管炎(MPA) 抗糸球体基底膜抗体病,クリオグロブリン血症,IgA血管炎, 低補体血症性蕁麻疹様血管炎 等 

●Behçet病 

●リウマチ性多発筋痛症(PMR) 

●成人発症Still病(AOSD) 

●脊椎関節炎(SPA) 

強直性脊椎炎(体軸性脊椎関節炎),乾癬性関節炎(PsA), 反応性関節炎,炎症性腸疾患に伴う関節炎 

●結晶誘発性関節炎 痛風,ピロリン酸カルシウム結晶沈着症(CPPD

日本内科学会雑誌第109巻第3号 (jst.go.jp)

 

参考:

膠原病の芸能人/有名人21人~難病・リウマチ・SLE【2024最新版】 (newsee-media.com)

 

 

■「線維筋痛症」

身体の広範な部位に疼痛をきたす原因不明の慢性疾患で、リウマチ性疾患に分類されている。

痛みの部位と程度は日によって変化するだけでなく、日内変動も認められる。また、気候の変動、感染症への罹患、激しい運動、睡眠不足、精神的ストレスなど、さまざまな要因によっても症状は悪化する。 

 

線維筋痛症の主症状は慢性疼痛で、疼痛部位は右・左半身、上・下肢、体軸部など全身の広範囲に及ぶ。

 

また、線維筋痛症では多彩な身体・神経・精神症状をきたすことが知られている。

 

疲労感や全身倦怠感、頭重感・頭痛、しびれ感、睡眠障害、不安感、抑うつ感などが高頻度に認められる。

 

線維筋痛症の診断には、米国リウマチ学会 (ACR) の「線維筋痛症分類基準」 (1990 年) や「線維筋痛症診断予備基準」 (2010 年) が用いらる。

 

線維筋痛症の治療には、有効な薬物療法の開発が徐々に進み、保険適用された薬物もある。プレガバリン ( リリカ ®) は痛みに関わる神経伝達物質の遊離を抑制する薬剤です。デュロキセチン ( サインバルタ ®) は SNRI と呼称される抗うつ薬で、線維筋痛症への有効性が確認されている。

引用元:

線維筋痛症 (せんいきんつうしょう)とは | 済生会 (saiseikai.or.jp)

 

参考:

日テレ大杉君枝アナ 飛び降り自殺か?出産後、線維筋痛症で悩む…育児休暇中の悲劇/芸能/デイリースポーツ online (daily.co.jp)

 

 

■「ギランバレー症候群」

ギラン・バレー症候群は、外敵から身を守ってくれる免疫の働きが、末梢神経を攻撃してしまう自己免疫疾患。

 

ギラン・バレー症候群に詳しい杏林大学医学部第一内科・神経内科の千葉厚郎教授によれば「発症者は人口10万人当たり1~2人、10歳ごとに区切った集団の中で発症率を見ると、10歳上がるごとに1割ずつ増える。自己免疫疾患というと若い人に多いというイメージがあるが、高齢者で起こりにくいというわけではない。」

風邪や下痢に注意!「ギラン・バレー症候群」|健康・医療トピックス|オムロン ヘルスケア (omron.co.jp)

 

 

ギランバレー症候群はワクチン誘導性の自己免疫疾患としても発症する

ギラン・バレー症候群について、令和4年5月15日までに製造販売業者(ファイザー株式会社、武田薬品工業株式会社)から報告された国内の新型コロナワクチン接種後の副反応疑い報告において、ファイザー社ワクチンでは181件(うち「ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの」とされた事例が15件)、モデルナ社ワクチンでは30件のギラン・バレー症候群疑い事例の報告がなされています。

ファイザー社ワクチン、モデルナ社ワクチン接種後のギラン・バレー症候群について:宮崎県新型コロナウイルス感染症対策特設サイト (miyazaki.lg.jp)

 

 

参考:

米コネチカット州の公聴会で語られていた「全ての人が知るべき全てのワクチンについてのリスク」 | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 


(注)チメロサール

殺菌作用を持つことから、1930年代からワクチンや目薬の保存料として利用されてきた。

 

体内で分解してエチル水銀を遊離するため、米国を中心に水銀による被害と疑われる自閉症患者の事例が報告されるようになった。

 

1990年代に入るとワクチン中のチメロサールの含有量を低減したり、他の殺菌剤への転換が進められるようになった。

 

ワクチン1本ずつに含まれる有機水銀量はわずかであっても、乳幼児期には三種混合ワクチンなどの予防接種を繰り返すことで、結果的にかなりの量の水銀が体内に入ることが危惧されたためである。

 

世界的にも、ワクチン保存料としての使用は論争の的となり、欧州連合では、定期的な小児期ワクチンから段階的に廃止され、他の少数の国でも大衆の不安に応える形で使用が廃止された日本でも予防学的な観点から、ワクチンからチメロサールを除去・減量する努力が行われている。

しかし2000年代には、チメロサールが自閉症の原因であるという恐れは根拠が無いとみなされ、厚生労働省もこれを支持。

■日本におけるワクチンでの使用
日本では2012年12月に四種混合ワクチンが導入されたので、それまで乳幼児の定期予防接種としていた三種混合(破傷風、ジフテリア、百日咳)ワクチンのチメロサール含有を考慮する必要はなくなったが、追加接種のDTで用いる沈降ジフテリア破傷風混合トキソイドや、インフルエンザHAワクチン、沈降B型肝炎ワクチン、沈降破傷風トキソイドの一部にチメロサールを含有している製品がある。

 

製薬会社ごとにチメロサールの含有量は異なり、インフルエンザHAワクチンでの含有量は、1990年代に比較して10分の1以下と大幅に減量(1回の注射量0.5 mL中2〜4 µgのチメロサール〈1〜2 µgの水銀〉)されている。

現在承認されているインフルエンザHAワクチンは、フルービックHA(田辺三菱製薬)のみチメロサールフリー(非含有)であるが、2016年度は製造されない[23]。2017年度のチメロサールフリーは、フルービックHAシリンジのみである。

■ピロキシカムとの相互作用
チメロサールを含有したワクチンなどを使用したことなどが原因で、チメロサールに感作されていた場合、ピロキシカムを投与すると交差感作が発生し、結果としてピロキシカムによる光線過敏症の発症に関与しているのではないかとする報告がある

チメロサール - Wikipedia

 

 

インフルエンザは病気ではなく「政策」との鋭いご指摘も

https://x.com/ttmikrs/status/1743790756610093352?s=20

 

 

大統領選出馬予定のロバート・ケネディJr氏の講演

「パンデミックの前に世界で全体主義的統制を行う方法のシュミレーションが行われていた」 | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

 

”ようこそ!ロックフェラー医学へ” | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)