BMW 740i(F01) ATF交換とバルブボディ脱着メンテナンス | ヤマグチモーターサービス

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BMW 740i、走行距離約165,000km。

ATF圧送交換、ボルブボディを降ろしての洗浄とウィークポイントの予防整備です。

 

 

オイル漏れの点検もという事でしたが、アンダーカバーを外すと結構な漏れ具合。

オイルパンの接合部からが一番酷そうでしたが、脱着にはメンバーを降ろす大工事。

ざっくりの費用をお伝えしてまた次回です。

 

 

ZF社製6HP、ATFドレンアウト。

おそらくは165,000km無交換の真っ黒いATF、抜けた量も少なすぎます。

 

 

オイルパンを外します。

以前も書きましたがBMWはストレーナー一体型の樹脂製オイルパンですので交換になります。

純正定価は42,900円税別、なんとお高い。

うちでは純正品と同じZF社製のオイルパンを、別ルートから入れますので値引き可能です。

お問い合わせください。

 

 

汚れも磁石も酷いですが、一式交換ですので問題ありません。

 

 

ATF圧送交換だけでしたら、ここから新しいオイルパンを取り付けてATF交換作業ですが

今回はバルブボディを降ろしての洗浄とシフト不良の原因となる箇所の予防整備を行います。

結構やりづらい所のコネクタを外して、スリーブを抜きます。

時々ATF漏れが見られる場所ですが、この車両は綺麗でした。

 

 

ボルトが多数ですので、どのボルトか確認してから降ろします。

T40トルクスをすべて外すとストンと降ります、落下注意。

 

 

油圧ルートのスリーブシールを交換します。

このシールが劣化するとバルブボディとの合わせ面に隙間が出来て

油圧が逃げ、変速不良を起こします。そうなる前の予防整備。

 

 

長さが違いますので、間違えないように組みましょう。

 

 

一番手前だけ交換した状態です、奥の3本との違いがわかるでしょうか。

交換したスリーブだけ、ほんの少し頭が出てます、

これがバルブボディとの当たり面の漏れを防いでおり、奥の3本のように劣化してしまうと

金属同士の隙間から油圧が逃げてしまいます。

 

 

同様にアダプターと呼ばれるシールも交換しておきます。

 

 

外したバルブボディはATFを抜き取り、念入りに洗浄して取付ます。

締め付けの順番も要確認。

 

 

オイルパンの取付、アルミボルトは全数交換になります。

6HPは24本止まっているので、これだけで結構なお値段。

 

 

専用のアタッチメントを介してトルコン太郎と接続します。

 

 

BMW純正診断機をつないでATFレベル調整を行います。

 

 

AT学習のリセットを行って欲しいとのご要望でしたので

 

 

エンジンオイルとフルターの交換、こちらも真っ黒。

 

 

ハウジングの中も出来るだけ綺麗に

 

 

CBSリセットして完成です、ありがとうございました。