ときめきの髪飾り① | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

8月1日(木)細見美術館。

 

 

「ときめきの髪飾り」は、東京・青梅にある澤乃井 櫛かんざし美術館所蔵のコレクション展。

 

 

展示室に入った瞬間、豪華な衣装が目に飛び込んできて、思わず歓声が上りました。

 

 

それでは展覧会の内容です。以下の本文は展示パネルから引用しました。

 

 

  髪飾りに魅入られた女性ー岡崎智予

 

小説『光琳の櫛』(芝木好子著、1979年新潮社)は2万点もの櫛を一夜にして手放した主人公が、その後、料亭の女主人となり、再び櫛の蒐集を始め、並々ならぬ情熱をそそぐ話です。この小説のモデルが、京都・祇園に生まれて芸妓となり、後に東京で料亭の女将として活躍した岡崎智予(1924~1999)です。

 

 

岡崎氏は、小説同様、膨大な数の櫛のコレクションを一度手放しています。しかし、櫛への思いを断ち切れず、取りつかれたように蒐集し直しました。そして、それらのコレクションを引き取り、美術館を建設し、散逸させることなく保存・公開したのが、小澤酒造の小澤恒夫氏でした。

 

 

岡崎智予愛用の品

 

《手鏡》

 

《笹波文様帯》

 

絽地ろじ七夕文様舞妓振袖》

 

 

坂東玉三郎(1950〜)寄贈の品

 

《ガラス簪各種》明治時代

 

《白藤つまみ花簪》

 

舞台衣装《泉鏡花氏作『天守物語』「富姫」雲龍文様打掛》 

 

舞台衣装《泉鏡花作『日本橋』「お孝」千鳥蛤文様着物》

 

舞台衣装《泉鏡花作『白鷺』「小篠」雪持ち柳に 白鷺文様着物》

 

 

今日はここまで。次に続きます。