大阪中之島美術館で見た「決定版!女性画家たちの大阪」の続きです。第5章は撮影OKでした。似たり寄ったりの絵が続きますが、最後までお付き合いください。
島成園の門下生
秋田成香(1900~没年不詳)
《ある夜》大正9年
《居眠り》大正後期
伊東成錦(1897~没年不詳)
《扇売り》大正後期
《羽子板》大正後期
平山成翠(生没年不詳)
《子守》大正時代
金澤成峰(生没年不詳)
《哀しみ》大正後期~昭和前期
三笠成雅(生没年不詳)
《王朝美人》大正~昭和時代
植月あや(1902~没年不詳)
《着物美人》大正~昭和時代
宮本成操(生没年不詳)
《文使い》大正~昭和時代
菊池成輝(1871~1934)
《春》大正9年
小寺成春(生没年不詳)
《納涼美人》大正時代
阪野成蝶(生没年不詳)
《婦人》大正時代
中島成薫(生没年不詳)
《春雨はるさめ》大正前期
中島成秋(生没年不詳)
《泥》大正9年
高橋成薇(1902~1994)
《秋立つ》昭和3年
《舞妓》大正後期~昭和前期
高橋米子(1913~1951)
《踊り》大正後期-昭和前期
吉岡美枝(1911~1999)
《ホタル》昭和14年
《シイの実》昭和16年
《樋口一葉》昭和17年
岡本成薫(1907~1992)
《美人》昭和時代
こちらは島成園(1892~1970)が大正13年に描いた自画像です。画家として社会的成功を夢みていたが、結婚後は思うように制作できなかったという葛藤が見て取れます。
木谷千種の門下生
石田千春(生没年不詳)
《めんない》昭和2年
狩野千彩(1906~1992)
《手燭》大正後期
《虫の音》大正後期~昭和前期
清水千都世(生没年不詳)
《子守》大正後期~昭和前期
菅野千豊(生没年不詳)
《舞妓》昭和2年
住吉千秋(生没年不詳)
《虫籠》大正後期~昭和前期
多田千浪(生没年不詳)
《夏宵美人》大正後期~昭和前期
原田千里(生没年不詳)
《浅春》大正後期~昭和前期
《二人の少女》大正後期~昭和前期
西口喜代子(生没年不詳)
《淀殿》大正後期~昭和前期
藤井清香(生没年不詳)
《夏涼美人》大正後期~昭和前期
三露千鈴(1904~1926)
《お人形》大正後期
《秋の一日》大正15年
《羽子板》大正後期
《編み物(原題・自像)》昭和4年
北野恒富門下の雪月花星
星加雪乃(1900~没年不詳)
《舞妓》大正時代
《美人》大正後期~昭和前期
《初夏》昭和15年
別役月乃(1901~没年不詳)
《文使い》大正時代
橋本花乃(1897~1983)
《七夕》昭和5~6年頃
《紅梅美人》大正後期~昭和前期
四夷星乃(1901~1965)
《少女》大正~昭和前期
《美人舞姿》大正~昭和前期
その他女性画家たち
鳥居道枝(1902~1930)
《少女像》大正9年頃
吉村鳳香(1907~没年不詳)
《汐汲図》昭和時代
小方華圃(1880~1925)
《唐美人》大正時代
青木豊園(生没年不詳)
《花見どき》大正~昭和時代
和気春光(1889~没年不詳)
《少女図》大正~昭和時代
参考資料として昭和前期に作られた紅白梅図振袖の展示がありました。
こちらは展示の振袖を着る女性の写真です。写真の普及も女性画家を増やした要因の一つと言えます。
あと、生没年の分かる女性画家が意外に少なく、戦前の女性は、生涯絵を描き続けるのが難しかったと見て取れます。
ミュージアムショップでは、木谷千種(1895~1947)の作品《浄瑠璃船》と《をんごく》をモチーフにしたクリアファイルを買いました。
やはり撮影OKだった作品群と、木谷千種の作品は格が違います。
展覧会の会期も今日で終わりです。最後までお読みくださりありがとうございました。
おわり