弓弦羽神社と白鶴 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 男子フィギュア、日本人が金銀を独占し、快挙でしたね。羽生結弦選手、宇野昌磨選手、おめでとうございます!昨日、羽生選手自身が4回参拝したことがある、という弓弦羽神社に行ってきました。阪急御影駅から南へ歩いて5分の所にあります。

 

 鳥居のそばにそびえ立っている樹齢350年の椋木(むくのき)。神戸市内で最大の椋木で、神戸市の天然記念物に指定されています。

 

 祭神は伊弉册命(イザナミノミコト)、事解之男命(コトサカノオノミコト)、速玉之男命(ハヤタマノオノミコト)。創設故事により「厄除開運・家内安全・諸願成就」のご利益があり、近年では「交通安全守護・恋愛成就」の宮としても崇められているそうです。

 

 羽生選手が参拝したのは昨年の6月だと言われています。右足を怪我してオリンピックに出れないかも?という状態で練習が充分に出来ず、オリンピックは薬で痛みを抑えて滑走。そんな状況で金メダルを取り、世界中を驚かせました。演技の素晴らしさはもちろんのこと、それに加えて、怪我をハンデとしないメンタルの強さ。演技項目を変え、団体フリーには出ないという冷静な判断力。今回の金メダルは決して神からのご利益だけでは無いと思います。

 

 羽生ファンの聖地ということもあり、18日(日)の参拝人数はいつもの15倍で、この日だけで約150枚の絵馬が奉納されたそうです。日曜日も夕方はこの通り空いていました。

 昨年の絵馬は処分されているようで、絵馬は今年の1月分から飾られていました。羽生選手の絵馬は燃やされず、神社に奉納されていることでしょう。

 

 早くも金メダルを祝福した絵馬、2連覇を願う絵馬、怪我からの回復を願う絵馬、ほとんどが羽生ファンからの絵馬でした。中にはハングル語の絵馬もありました。

 

 梅の花が見頃でした。春が近づいているのを感じます。近いうちに梅林に行こうと思います。

 

 御影は日本サッカー発祥の地だと言われています。かつて御影クラッセと御影中学校の間に御影師範学校があり、そこに日本初のサッカーチームが出来ました。大正時代から始まった日本フットボール大会で、御影師範は初会より連続7回を含み、11回優勝という実績を残しています。

 

 弓弦羽神社を出て、南へ15分ほど歩きました。

 

 阪神御影駅前の御影クラッセに寄りました。家の者からここに売っている昆布の佃煮を頼まれていて、ずっと引っかかっていました。3ヶ月前テレビで見た佃煮が美味しそうに見えたようです。

 

 御影クラッセには、阪急オアシスが入っていました。まさかわざわざ御影に来てスーパーの佃煮を買うわけにはいきません。どこに売っているのか探し回りました。スマホで調べて石屋川に「誠味屋本店」という佃煮の老舗があることを知りました。御影クラッセの中にある「白鶴」と言って欲しかったです。

 

 これがお目当ての佃煮です。序でに貝柱も買いました。

 

 羽生選手の金メダルを祝ったお酒も見つけました。この日は仕事の合間の散策で、帰りの荷物が増えるため、買えなかったのですが。神社といい、酒造メーカーといい。羽生選手の経済効果はすごいです。