北淡震災記念公園① | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 ここは1995年(平成7年)1月17日未明に起きた兵庫県南部地震の震源地、淡路市北淡町。辺り一面田んぼが広がるのどかな町です。このバス停(北淡インターチェンジ高速バス停前)に止まるバスは1日に4本!乗り遅れたら2~3時間待ちです。

 

 10時過ぎ、4本のうちの1本が来ました。このバスは淡路市北部を巡回する観光バスです。岩屋ポートターミナルで下車し、船に乗り換えると明石市に出れます。乗客は私を含めて3人。観光客が乗るのは珍しいようで、一緒に乗った人にどこへ行くのか、声をかけられました。

 

 バスに乗ること約15分。北淡震災記念公園に着きました。

 

 海が見えるとても小さな公園です。

 

 野島断層保存館に入りました。

 

 エントランスに撮影スポットがあります。神戸市灘区の崩壊した国道43号線陸橋と落下したトラック。落下したらトラックは壊れるはずですが、このトラックは人工的に作られた物で、青や緑に変わり、不気味な雰囲気を醸し出していました。

 

 こちらが実際の写真。自然災害の猛威が伝わってくる一枚です。マグニチュード7.3の兵庫県南部地震は、阪神と淡路島北部を中心とする地域に死者6434名、全壊・半壊家屋が24万棟以上という大災害をもたらしました。この地震災害が「阪神・淡路大震災」です。

 

 特に被害の大きかった六甲山地の南に帯状にのびる地域は「震災の帯」と呼ばれ、震度7が初めて適用されました。

 

 まず、各地の被災状況を見ました。新聞に載っていた写真もあり、23年前を思い出しました。まだパソコンも携帯電話も普及していない、アナログの時代でした。