寺町通と本能寺 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

三条名店街と寺町通の交差点で、人々が立ち止まってある方向を見ていました。

 

その方向を追うと、祇園祭の余興で賑わっていました。

  

 

 寺町通は、1590年から始まる豊臣秀吉の京都大改造によって、通路を修復・再生し、洛中に散在していた寺院を強制的に移転したので、「寺町」という名が付きました。

 

 寺町通と御池通が交わった所に本能寺があります。

 

 本能寺は、法華経本門派の大本山で、1415年、日隆上人によって創建されました。何度か火災に遭い、現在の本堂は1928年に再建されたものです。

 

 織田信長が明智光秀によって襲撃され(本能寺の変)、自刃したことで知られていて、境内には、織田信長及びその側近達の供養塔がありました。

 

江戸時代後期の南画家、浦上玉堂(父)と浦上春琴(子)の墓など、歴史上に名を残した方と何らかの関係を持っている方々の墓が他にもありました。

 

 この日の宝物館は、織田信長と戦国時代の武士が使用した物を展示していました。大信長展は8月29日までです。

 

本能寺は建物が現代的な上、観光客が多すぎて歴史を感じられないのが残念でした。

 

来た道を戻りました。街歩きは続きます。