御池通を東へ歩き、高倉通を北へ歩いてキンシ正宗堀野記念館に行きました。
1781年に若狭出身の堀野家の初代、松屋久兵衛が造り酒屋を創業しました。1880年に酒造拠点を伏見に移し、以降この地は記念館として営業を続けています。
創業のビデオを見た後、屋敷を案内されました。京の町屋は奥が深く、意外と広いです。
従業員の部屋とお客様を接待する奥座敷
堀野正造の顔写真。造り酒屋が発展に貢献した重要な人物です。
屋根裏は天井が低く、薄暗かったです。文献やポスターが陳列されていました。
現在の酒造りのビデオを見た後、酒蔵に入り、酒造りに使った道具を見ました。
酒蔵は一定の温度を保つため、防火のため、壁を厚くしたそうです。
庭に出て、桃の井の水を飲みました。冷たくてくせの無い味でした。
文庫蔵は1820年頃建てられ、1864年に起きた火災を免れた資料を保管しているそうです。
最後に利き酒コーナーを案内され、日本酒とビールが出てきました。
左から順番に試飲しました。
日本酒 薄い緑の瓶 金鵄正宗 五百万石100%使用 さっぱり味
日本酒 濃い緑の瓶 金鵄正宗 祝100%使用 フルーティーな味
平安麦酒 くろおす 黒いビール
花街麦酒 まったり 茶色いビール
灘の酒と比べると、京都の酒は薄味で、口当たりが良いです。
薄い緑の瓶と濃い緑の瓶の中間の金鵄正宗を買いました。
いろいろ酒蔵めぐりをしましたが、ここが一番親切でした。ビデオの長さも適切で分かりやすかったです。