神泉苑を出て道を歩いていると、重要文化財「二條陣屋」へ誘導する案内板がありました。
案内板の指示に従い、二條陣屋に行きました。
1670年頃創建。1791年以降は「萬家平右衛門(よろずやへいもん)」の屋敷で、米・両替商を営んでいました。屋敷は代々小川家の住宅で現在も住んでいるそうです。
入口にあるパンフレットを見ると、事前予約制で見学料1000円!
外観だけ写真を撮って、速攻引き返しました。
二条城を通り、堀川通をまっすぐ北へ歩くと、一条戻橋があります。
こう見ると、何の変哲も無い橋なのですが・・・
時は918年。文章(もんしょう)博士・三善清行が亡くなった時、父の死を聞いた子の浄蔵が紀州熊野から京都に急いで戻った時、葬列は丁度この橋の上を通っていました。
浄蔵が柩にすがって泣き、神仏に一生懸命祈願したところ、父清行が一瞬生き返って言葉を交わしたという伝説から「戻橋(もどりはし)」と名づけられました。
ここは早くも桜が咲いていて、心が弾みました。