年末の北野天満宮 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

以下、年末の投稿に手を加えたものです。


金閣寺から20分ほどで北野天満宮に着きました。一の鳥居です。

 北野天満宮は、947年に創建され、平安時代に学者・政治家として活躍した菅原道真公を祀る全国に約一万社に鎮座する天神社・天満宮の総本社です。


一の鳥居


鳥居のそばに、影向松(ようごうのまつ)があります。

 初雪が降ると祭神が降りて来て、雪見の詩を詠むという伝説の松です。


影向松


楼門の上部に掛けられた額には、「文道大祖 風月本主」の文言が刻まれています。

 平安時代中期の学者・慶滋 保胤(よししげ の やすたね)、大江匡衡(おおえのまさひら)が菅原道真を讃えた言葉です。

 大きな申の絵馬がかかっていました。


楼門


絵馬所は1699年に建てられました。京都市指定有形文化財です。


絵馬所


この門は重要文化財で、日・月・星の彫刻があることから「三光門」と呼ばれています。

 星の彫刻は見当たらなかったのですが…。後で調べたらやっぱり無いそうです。


三光門


本殿は国宝に指定されています。

 菅原道真を祀る本殿と拝殿、石の間と楽の間を連結した日本最古の八棟造(権現造)です。


本殿


本殿のそばに「和塊漢才の碑」が建っています。これは菅原道真を讃えた碑だと思います。


和塊漢才碑


摂社はたくさんありますが、地主社は北野天満宮設立以前からある、境内で最も古い社です。

 天地すべての神々「天神地祇」を祀っています。


地主社


絵馬掛所。学業成就や合格祈願などの願いが込められた絵馬が、毎年10万枚ほど奉納されるそうです。


絵馬掛所


投稿を見直し、今回は境内で重要な物と学業の神様に関する物に絞りました。