永観堂の紅葉1 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

哲学の道から橋を渡り、鹿ヶ谷通りを30分ほど歩きました。永観堂の門です。







永観堂総門






 永観堂の正式名称は、「聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺」。863年、弘法大師の高弟・真紹(しんじょ)僧都が、清和天皇から寺院建立の許可をもらい、「禅林寺」と名づけられました。


 禅林寺が大きく発展したのは、永観律師(ようかんりっし 1033-1111)の時代で、律師は、境内に施療院を経てるなど、恵まれない人々のために働きました。永観律師を慕う人々によって、「永観堂」と呼ばれるようになったそうです。





門を入ると、色とりどりの紅葉が。もみじの名所として有名で、観光客で賑わっていました。





紅葉1






中門から境内へ。





永観堂中門






「夢庵」でカメラを持った人が行列を作っていました。そこから撮った放生池と弁天島・錦雲橋です。





放生池




弁天島錦雲橋






放生池の向かい側にある唐門。





唐門






 庭の一角に法然上人建立記念の松があります。


 なぜこんな所に?と思ったのですが、その背景には、鎌倉時代に住職になった静遍僧都(じょうへんそうず)が、法然上人の浄土教の教えに帰依し、次の代に法然上人の愛弟子・証空上人を招いて、真言宗から浄土宗の寺に変わったというエピソードがあったそうです。





法然上人の松






唐門の隣にある大玄関。奥には多数の建物が続いています。





大玄関