鞍馬山登山 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

貴船神社から少し坂を下った所に、鞍馬山西門があります。 受付で愛山料を納めました。


西門


石段を登り、しばらくすると「木の根道」に入りました。

岩盤が固くて地下に根を張れないため、杉の根っこが見える道になったそうです。牛若丸が兵法の稽古をした所だと伝えられています。この山を登るだけで大変なのに、こんな所で稽古とは。


木の根道


「奥の院魔王殿」に着きました。

魔王尊は650万年前、金星から地球の霊王として天から降りて来たと伝えられています。


魔王殿


再び歩き続け、「不動堂」に着きました。謡曲の鞍馬天狗と牛若丸(義経の幼名)が出会った所だと伝えられています。堂内には不動明王が安置されています。


不動堂


そばに「義経堂」がありました。源義経公を護法魔王尊の脇侍「遮那王尊」として祀っています。


義経堂

息が切れ、この山道がどこまで続くのか不安になってきました。

反対側から登って来た中年の男性の方に、貴船神社までの時間を尋ねられ、情報交換。

貴船神社まで30分、鞍馬寺まで40分。おかげさまでとても元気づけられました!


さらに山道を登り、「背比べ石」を見つけました。ここが山の頂点です。

奥州に下る牛若丸が名残を惜しんで背丈を比べたと伝えられています。

背が低いというエピソードはありますが、本当にここまで低かったのでしょうか?


背比べの石


山道は下りになり、「息つぎの水」を見つけました。牛若丸が兵法の修行に通う途中、

この清水を汲んでのどの渇きをうるおしたと伝えられています。


息つぎの水


山道を下り続けると、「冬柏亭(とうはくてい)」がありました。与謝野晶子の書斎です。

クーラーが無い時代、涼しくて静かな環境で創作活動に励んだ姿が想像できます。


冬柏亭


近くに、与謝野鉄幹と晶子の歌碑がありました。


歌碑


これから鞍馬寺本殿に向かいます。