ひよどりはほととぎすに
今日は授業がない!
11時にメサイア公演の打ち合わせ。
そのあと銀行、郵便局などあれこれまわったのだが、失敗が多い。銀行振り込みをしなきゃならないのに郵便局に来ていたり、銀行で二件振り込むべきところを一件だけで帰ってしまったり。家でピアノの練習をしていてもなんだかボーっとしている。
と、いきなりひどく咳き込んだ。一ヶ月くらい前から咳が出て、首が痛くなるくらいだったのだが、忙しさにかまけて放置していた。しかし今日の咳き込みは、もう息が止まりそうなくらいで、涙が出た。
観念して医者へ行く。どうやら喘息かも、とのこと。とりあえず薬をもらった。
考えてみればこの一ヶ月、四六時中胸のあたりがむずむずと咳をしたがっていた。体調不良と疲れも、このせいかもしれない。
う~む、私は父親の体質をまるごと受け継いでいるようだ。喘息、高脂血症、顔も足の形もみ~んな父親譲り。意外と血の気の多いところも?
・・・良いところも何かくれたかなあ、お父さん。
ガーシュウィン、シューマン、ヘンデル
8時半出勤。1限ヨーロッパの大衆音楽、今日はジョージ・ガーシュウィンの生涯と音楽を追う。
ガーシュウィン本人の演奏がふんだんに盛り込まれたDVDを入手したので、それを学生に見せた。
音楽が所狭しと溢れかえるティン・パン・アリーの様子をも見ることができる。
「アメリカのメンデルスゾーンたらん」と彼は言った、とのことだが、彼とメンデルスゾーンは確かに重なる部分がある。ユダヤ人であること、周囲を驚かせる天才少年であったこと、早くから国の音楽シーンを背負うリーダーとなったこと、髪は少々薄いがすらりとした魅力的な青年であったこと、さらに30台後半という若さで世を去ったこと。
しかし私は、「ラプソディ・イン・ブルー」を聴くと、いつもラフマニノフのピアノ協奏曲第二番を思い浮かべる。ガーシュウィンはロシア系ユダヤ人であるから、それほど突飛な連想ではないと思う。ガーシュウィン独特のジャジーなシンコペーションにフランス近代音楽の影響をうかがわせる和声、そして雄大なロシアの平原を思わせる広がり。いつ聴いてもファンタジックだ。
2限の時間は「詩人の恋」の合わせ。そして昼休みにコンサート。今日は第七曲「恨むまい」まで。伴奏、難しい・・・。
Kちゃんが聴きに来てくれた。演奏後、二人で昼食。そういえば、ゆうべKちゃんがフランス語を話している夢を見たような気がする。
そのあと、研究室で「詩人の恋」の後半を練習。没頭していて、ふと時計を見たら礼拝5分前。あわててチャペルへ走る。
礼拝後、きょうも会議。こちらの会議は気心知れた部署だし、これから起こることもよくわかっているので前向きの気持ちで臨める。
会議が延びて、聖歌隊の練習に行くのが7時過ぎになってしまった。
「メサイア」の練習となると、メンバーたちの目の色が変わる!今日は大人数の参加。みんな、がんばろうね!
9時45分、夫が車で迎えに来てくれる。私のために軽食まで買って。もう、感謝するしかない。
どうして・・・
10時出勤、メールの返事をいくつか書いて、明日の「詩人の恋」伴奏の練習。
3限ゼミ、今日はブラームスについて。
4限オルガン、今年の学生は本当にレベルが高い。まじめに練習している様子だし、うれしいことだ。
5限某会議。
この会議が、最近猛烈なストレスとなっている。
みんな大学のことを、学生のことを考えているのは確かなはず。
なのにどうして・・・私には先行きが見えない。
ふと、今日のゼミで話に出たブラームスの音楽とヴァーグナーの音楽の違いを思う。
ヴァーグナーの音楽には、ヴァーグナー自身が現れる。その強烈な魅力はわからないではない。
しかし体調の悪いとき聴くと、ヴァーグナーという人の持つエネルギーに打ちのめされる感じがする(私だけかもしれないが)。
それに対してブラームスの音楽の魅力は伝統的な形式の中に内包されて、ひっそりと輝く。
音楽家であるからには、仕事の中に「自分自身」が押し出されるのは当然のことであろうが、仕事とはいっても演奏と教育とは違う。
学事はどんどん進むのに、全体像が見えない。見えないままで、強引におし 進められているような気がする。私自身は全体像をイメージしながらでなければ仕事ができないタイプなので、不安が増していく。
秋深し
これほどでたらめな過密スケジュールでなければ、秋は好きな季節だ。冬のほうがもっと好きだけれど。
出講先のI短大で、礼拝前に浮かんだ詩。
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秋
晴れた朝は空気が薫る
遠い日の記憶の破片が、頬をかすめて舞う
それはいつも風に吹かれて逃げ去り、
薫りだけがつかのま残され、漂うのだ
いつか、どこかで聴いた旋律のように。
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今年の秋はイングリッシュ・トラッドが流行らしい。
トラッド好きの私にとってはうれしい。
ショッピングに行く時間がなかなかとれないが、タータン・チェックのスカートを一枚と、できればチェックのダッフル・コートがほしいところだ。
今日は古いチェックのスカートを出して着てみた。
大学聖歌隊の一年生、BちゃんとMちゃんが誉めてくれた。
まじでやばい
練習時間がとれない。疲労がとれない。まにあうのか?
大至急仕上げねばならない曲
ヘンデルのオルガンコンチェルトNr.13 「郭公とナイティンゲール」
ヘンデルのオルガンコンチェルトNr.4
ダカン 「グランジュとデュオのノエル」
ブクステフーデ「前奏曲、フーガとシャコンヌ」
ブクステフーデ カンタータ"Herr, auf dich traue ich"
シュッツ「シンフォニア・サクラⅡ」
シュッツ 小教会コンチェルトSWV308
ゼレンカ 教会ソナタⅠ
バッハ カンタータBWV35, 132
レーガー "Weihnachten" Op.145/3
死者の日
今日は所属教会で聖歌隊の指揮。
朝九時半、教会に集合。教会学校が終わるのを待っ て、軽く練習。
10時15分から礼拝。私はオルガン当番でもある。
前奏曲はJ.G.Waltherの”Christus ist mein Leben"
聖歌隊の歌は「ガリラヤの風かおる丘で」。
礼拝の後、招天者記念会。
今日は、いわゆる「死者の日」。キリスト教会では、天に召された方々をしのび、遺族を招いて会をもつ。
以前所属していた教会には音大に通うバリトンの青年がいて、毎年この日にシューベルトの
"Ruhn in Frieden, alle Seelen"を、私のオルガン伴奏で歌ってくれた。
彼はいまウィーンに留学中だ。
シューベルトのこの歌は、"Ueber alle Gipfeln ist Ruh"とならんで、私の好きな歌のひとつ。
私はバッハを弾くことがやはり多いけれど、本当はシンプルな旋律が好きのようだ。
記念会の後、クリスマスへ向けての聖歌隊の練習をした。Franz Abtの「ベツレヘムの光」という曲。
これも私の好きな歌。地味だが心に残る旋律。
教会の帰り、病院へ母を見舞う。なんだかこのところ、衰弱したようだ。心配。
大学祭コンサート
さあ、今日は本番!
10時半に学校へ。
体操、発声練習、そして最後の軽い練習。心配な部分だけつまんでさらう。
11時半、学生はチラシを持って宣伝に散る。
大学祭はまさに模擬店の天国!いたるところたこ焼き屋さん、お好み焼き屋さん、焼きそば、チョコバナナ、などなどなど・・・・。短大の講堂では江戸家まねき猫さんの落語の会が。私たちのステージを聴いてくれそうな年代のお客様が、みんな短大に流れている・・・。少し不安になる。
Kちゃん、夫とお好み焼き、肉まんの立ち食いでお昼。
1時15分、メンバーは制服を着て集合。受付と呼び込みは、OB,OGが担当してくれる。
1時30分、開場。なんと、お客様が来る来る・・・思ったよりずっとたくさんの方が入ってくださった。
私の知り合いでは、教会のY夫人、Sさんが。
2時、いよいよ開演!制服姿もりりしい学生たちが、次々とステージに登場する。いつもながらわくわくする瞬間である。
Yちゃん(4年)の挨拶で始まる。きのうよりずっと話し方が良くなっている。
第一部「祈りの歌」
Let us break bread together
聖フランシスコの平和の祈り
ああ、主よ、耳を傾け
The Lord's prayer
Panis Angelicus
聖なる都
・・・「ああ、主よ・・・」の独唱は一年生バスのS君。圧巻!この声で19歳とは・・・。
・・・「聖なる都」、ソプラノの最後のHigh B♭が、余裕で出ていた。聴衆も興奮しているのが分かる、名演奏!
第二部「ハープとともに」
まず部長のY.Kちゃんと4年のN君のどつき漫才でMC。
Ave Maria(シューベルト)
小さなプレリュード
あなたに
・・・このあと、パソコン担当のCちゃんと、しゃべり担当のBちゃん、Nちゃんによるスライドショー。
きのうよりずっとよく編集されており、会場は笑いの渦。聖歌隊の楽しさがよく出ている。
そして第三部「ひとあし早いクリスマス」
ベツレヘムの光
こがらし
もろびとこぞりて
きよしこのよる
最後のきよしこのよるは、客席も一体になって歌い、盛り上がった。
大学祭コンサート始まって以来の、最高のステージになったと思う。
興奮冷めやらぬ学生は、片づけを終えた後集まって「メサイア」の練習をしたとか!
私は26日のコンサートの合わせに小田原へ・・・
こちらのカンタータを歌う合唱団は・・・大学聖歌隊に比べてしまうと・・・どうしてこんなに・・・
どっと疲れて9時半帰宅。
別世界の人
今日から大学祭。10時に出勤、12月の聖歌隊メサイアの宣伝を依頼に、企画広報室へ。大学祭中は閉まっているのかと思っていたが、通常通りに動いていてよかった。
研究室で教務関係連絡書類を作る。
聖歌隊の学生が、明日の大学祭コンサートのプログラム原稿を持ってくる。そこで印刷室へ行き、200部印刷。
大学祭コンサートは、4年前に私が指揮者となってからはじまった。初期の頃は、学生も何をどうやっていいのかわからず、宣伝からプログラム作りまで私が手や口をださねばならなかった。でも最近はすっかり慣れて、プログラム原稿も学生が自分たちで工夫を凝らして作ってくれるようになった。いまや、私などが考えるよりもずっと面白い物を作ってくれる。
1時から練習。伴奏のKちゃんとハープのEさんも来てくれて、今日は総練習。3時半までは、一曲一曲の問題点を丁寧にさらう。3時半からはゲネプロ。A大学の聖歌隊が、見学&応援に現れた。明日の本番は、自分たちの練習と重なるのでこられないから、とのこと。来てくれて、ありがとう!
ゲネプロでは、学生によるMCも本番どおりに。これはまだまだ手直し必要!
なんと、サークルの紹介をスライドショーを用いて行う準備をしていた!それも、テロップ入りでとても面白い。これこそ、私には考えもつかないこと。
5時、ゲネプロ終了。
そのあと、私にとって非常~に重い任務。
某「困った女史」とお食事。ああ~、どうして私がこんなことをする羽目に・・・
これも恵まれた環境にいる証さ、と気を引き締める。
U先生からメール「祈ってます~」 Thanks!
M駅近くのホテルフロントで6時に待ち合わせ、しゃぶしゃぶでご接待。
これまで、人間関係に関しては比較的単純な世界にいた私。
権力が生きがいで、ネットワークを武器に世界をまたにかけているOld ladyは、別世界の人。
私はすぐに人を信用したがるたちなので、そうならないよう、気を使った。
8時15分、会食終了。なんとかのりきったか?
早速U先生に電話で報告。Good job! と言ってくれた。
Still life
今日は徹底的に休む日、とする。
大学の聖歌隊は、今日も集まって練習しているのだが、ごめん、休ませていただきました。
もともとあまり丈夫な方ではない私、でも周囲にはタフな人と思われている模様。
全力投球して、ときどきばったり倒れる、の繰り返し。
倒れないうちに、休もう、と決めた。
しかし、どうしてこう、いくらでも眠れるのだろう?眠っても眠っても、体の中から眠気が染み出してくる感じ。
それでも洗濯と掃除は完了。
食事は夫が作ってくれた。
夕方から「音楽学を学ぶ人のために」を読み始める。
ほんとうは、ピアノ練習もしなければならなかったのだけど、体が動かなかった。
こんな日もあっていいよね?
ばたばた
午前中は某委員会。お昼休みにかかってしまったので、昼食はあわててラーメンを掻きこむ。わが大学は、お昼休みが40分しかない。
3限ゼミ。きょうはワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」について。
4限オルガン。バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」に挑戦する学生が初めて現れた。彼女は履修三年目。私のゼミ生でもある。がんばれ~。
5限は教授会。
聖歌隊のクリスマスコンサート「メサイア」のチラシができてくる。赤を基調にした、華やかなデザイン。しかし、それを企画広報室へ持っていくのを忘れた・・・というか時間がなかった。これでは、タウン誌に掲載を頼むのが、大学祭明けの来週になってしまう・・・。間に合うといいのだけれど。
教授会で、最近の某部署との問題を報告し、情報を共有してもらうことにする。みんな協力的なのでありがたい。
あしたは休日!