壁
ゼミ・コンサートのリハーサル。
う~む、レクチャー入りのコンサートというのは、盛り上げるのが難しいものだ。
しかし、若者はトークがうまい。内気そうに見える子でも、堂々と芝居を楽しんでくれるので驚いた。
夜、例の「別世界の女史」から電話・・・
乗り越えなくてはならない壁が多いこと。
さらに、心の沈む出来事。
2人の学生から、自主退学したいとのメール。
2人とも、ある団体に属しており、かねてから心配していた学生。
怒りのようなものが心にくすぶる。
学生を食い物にする者どもに対して。
洗脳されるほうにも問題があることは確かだが・・・。
大学側がどんなに守ろうとしても、かたくなに心を閉ざす学生たち。
そして、経済的に逼迫し、健康を害し、こんなにも早く大学から去っていこうとしている。
2人のうちY君は、明日話に来てくれるという。とにかく事情をきいてみようと思う。
ミニ・コンサート
朝、9時20分に橋本駅に集合、教会へ。
ガウンを準備、立ち座りの練習、軽いハミング。
そして礼拝。
礼拝の中での讃美は、フレーズの最初が乱れがちだった。しかしハーモニーは良かったとおもう。
セミナリーのK先生の説教は、奇跡について。
礼拝のあと、すぐにミニ・コンサート。
これはなかなかの迫力だった。
アヴェ・マリア(ヴィクトリア)のハーモニー作りもしっかりできていたし、
「来たれ、疲れし旅人よ」には、聴衆からため息と「すごい!」という声が漏れた。
コンサート終了後、礼拝堂の一隅がティー・パーティ会場に変身。
おいしいケーキをいただいた。
そして、教会聖歌隊との合同練習。
ダイナミックな歌声が礼拝堂いっぱいに響き渡って、圧巻だった。
K先生、「きょうは僕の説教なんかなくてもよかったんじゃないかな」と。
練習後、教会の近くに住むお年寄りを訪問する。
そして夜は、海外に就職が決まり今月中に出発してしまうCちゃんの壮行会。
OB、OGまで集まって楽しく夜は更けていく。
節分
3月並に暖かい節分の日。Kちゃんと橋本駅で待ち合わせてはやめのお昼。
午後、聖歌隊の学生たちも集まって教会でリハーサル。
5日の本番、プログラムは
「おお、死すべきものよ」(サセックスの讃美歌より)
「アヴェ・マリア」(T.L.ヴィクトリア)
「パンを分けよう」(アフリカン・アメリカン・スピリチュアル)
「来たれ、疲れし旅人よ」(F.トーザー)
「ああ、主よ、耳をかたむけ」(F.H.ヒンメル)
「声高くほめまつれ」(C.サン=サーンス)
夕方、教会を出ると、一転して寒い北風。
ポン吉さむかろー、とベランダへ行くと、ククウ、ククウと元気いっぱいだった。
空気を変える人
研究室で来年度新任の非常勤の先生方への連絡業務。また、5日の大学聖歌隊ミニコンサートのプログラム作り。
A先生のピアノのクラス、明日の試験に備えてリハーサルをするというので、聴きにいく。
20数名が、全員違う曲を弾く。バラエティに富んでいて、おもしろかった。
ただひとつ、残念なこと。それは、演奏中はみんな静かに聴いているのだが、演奏を終えた後、A先生が演奏者にいろいろコメントをして、自分で弾いて見せたりしているときに、他の学生は聴いていない、ということ。
なんてもったいない!コメントは、誰にでもに大いに役立つことばかり。そこに宝物が隠されているのに、聞かないですごしてしまうなんて。
さらに、同じ曲でもA先生がちょっと弾いてみせると、まず音が違う。ただよう空気が違う。一流の演奏家というのは、ひとつの音を弾いただけで空気を変えてしまう。鳥肌が立つような空気にしてしまう。それを味わわないなんて。
みんな、もっと貪欲に盗め!もっと敏感になれ!音楽を自分のものにするということは、指を動かすことだけではない。音楽がなぜ人を感動させるのか。それを間近に実現してくれる演奏家が目の前にいるのだから、全身の感覚を研ぎ澄ませて、その人の存在そのものにもっと耳をこらせ!
一般入試
一般入試一日目。
びっくりしたことに、わが専修は順調に受験生が集まっている模様。
午後はチャプレン室で卒業式、入学式の打ち合わせ。
さらに研究室で5日のコンサートのプログラムに載せる歌詞の日本語訳を作成。
U先生がやってきて、さまざまな話。途中R先生も加わる。
Kちゃんからメール&電話。無事フランスから帰朝。
一日中雨の寒い日。
でもポン吉は元気になって、クゥクゥと鳴いている。
羽はまだテーピング中だが、足を元気に動かしている。
さて、今から文献読みます。
意味を与えるもの
礼拝。今日はT.T.セミナリーのK教授が説教にみえた。
「目に見えるものしか信じられない、という人は、目に見えるこの世界を支えているものを信じることが出来ない人なのだ。目に見えるものに意味をあたえているものを信じることができなければ、その人が見る世界は全て意味を持たなくなってしまう」
大学院時代、音楽美学を学んでいて、疑問に思ったことがたくさんあった。音と音とがある関係をもって連なりをつくるとき、そこに意味がうまれるかどうか?「ド」だけでは意味を持たないが、「ドレミ」という鳴り響きは何らかの意味を人の心に生ずるのか?いや、「ドレミ」の中にある場合、「ド」も何らかの意味を内包するのか?
「音楽とは何か?」を理論づけようとするこの分野では、恩師K先生の著書にさえ納得しきれなかった。ドイツ語圏の音楽美学への疑問は、私の中で反発に近いものを生み、関心を持ちつつ今一歩踏み出せないものがあった。アプローチを変えたい、と思った。
「音楽とは何か?」・・・もしかしたら、学問から「神」を追い出したとき、本質を探ろうとする問いは答えの出ない、硬質のジャングルに入っていくのかもしれない・・・(それに気づいたとき人は、「古代ギリシャに戻れ」と思うのだろうか?)。
礼拝後、聖歌隊の練習。夫はK教授と2人で食事に出て行った。
午後、S教会で「オルガンと礼拝」の連続講座を行う。出席者11名。今日はバッハの第一回。
夕方、夫と待ち合わせてM市へ。そろそろ冬物バーゲンの季節なので、夫のコートを買いに。しかし、バーゲン品には特大サイズがない・・・。いや、それどころか正規の値段のものでも特大サイズのコートは少ないことを発見。Lサイズで試したが、腕も丈もつんつるてん・・・。結局ダー○ンで、LLを取り寄せてもらうことにする。
夢
昨夜は、大学院時代の指導教官K先生の夢を見た。バッハの研究をするようにとのお告げ。実は、以前にも同じような夢を見たことがある。昨夜のほうがリアルで、目が覚めてからもバッハの研究をしているような錯覚が。うわ~、どうしよう。バッハは無理っす!先生!私いま、別方面に浮気中ですし。![]()
八王子へ。肝臓をこわして暮れから元気のなかったTさんと会う。だいぶ元気になっていた。よかった!
彼女が店長をつとめるブティックで、コートを衝動買い・・・半額セールだったのだけれど。
午後から母のお見舞い。
ひさびさに暗くなる前に帰宅。
ゼミコンサートのシナリオを書く。
夫が帰ってきて、夕食。
ポン吉の世話を一緒にやる。
ゼミコンサートのシナリオ、一応完成!夫はほめてくれた。
さーて、勉強するぞ!K先生の夢は、きっと私への励ましだ。
冬の日
10時半出勤、宗教音楽史の追試について掲示を依頼。
お昼はU先生とバーミヤンへ。某企画について話す。
1時半、駅前キャンパスにてゼミコンサートの打ち合わせ会。
研究室に戻って、ゼミ生とともに宣伝パンフレットづくり。
今日も事務仕事で暮れていく・・・。
R先生のパソコンのコーチをする。イタリアに27年暮らして帰国したばかりのR先生、書記の仕事をかってでて大奮闘。頑張っている。
追試の掲示が出ていない、と学生からメール。教務課に行って確かめる。掲示板が複数存在するゆえの混乱だったようだ。
聖歌隊の練習。
インフルエンザが蔓延している様子。みんな、気をつけて!![]()
二つのフェアウェル
暮れの同僚に続いて、お世話になった職員Dさんが急逝された。
元気が目印のような人で、面倒見がよかった。こよなく学園を愛する人だった。
まだ若いのに・・・。
今日は告別式。人気者だった彼だけに、いっぱいの参列者だった。
写真に向かって「ありがとう、Dさん!さよなら。また会おうね!」と呼びかけた。
1時半から転部希望者の面接。
そのあと、事務仕事さまざま。
5限の時間帯、S博士のフェアウェル・レクチャー。高名な博士の学識と暖かい人柄に惹かれる教職員、学生がつめかけた。
「世阿弥とキュービズム」というユニークな講義。世阿弥の「離見の見」がキュービズムに通じているという論旨を展開された。
そして、彼のリクエストによるモーツァルトの連弾用ソナタを、一年生の女子2人が演奏する。最後に、博士からその2人に花束が渡された。「シテに花をもたせて、すくなすくなとすべし・・・」 去り行くものから伸びていくものへの祝福の花束、ということだろうか。
レクチャー終了後、内輪の人間で博士を囲み夕食会。さすがに交友もユニークで、所属も専門もさまざまな10人ほどが集まって、大変楽しかった。ピアノを弾いた一年生2人も招かれ、初めて見る教授たちの素顔に興味津々。博士ともずいぶん話し込んでいた。幸せな一年生だ。
ポン吉は、羽が折れているのに動きたがってテーピングをちぎってしまうので、夫がしっかりテープを巻いた。怪我がなおるまでしんぼうしてね、ポン吉。
授業最終日
2限、ヨーロッパの大衆音楽の試験。
職員食堂で昼食。経済学部のH先生、文学部のD先生と一緒に。2人とも合唱好きなので、12月のメサイアの話から合唱の話題で盛り上がる。さらに先日のセンター試験の話、ライブドアの話など、話題は尽きず。
研究室に戻って、早速試験の採点。
この授業は学期の前半は講義、後半はグループ発表という学生参加型。
ひとつのテーマについて徹底的に調査すれば、その分野についての知識が広がるだけでなく周辺事項についての関心も深まり、広い視野から音楽文化全体を見るための第一歩になる。それを身をもって知ってほしかった。答案を見る限り、個人差はあれ「自分で調査した」という体験に手ごたえを感じているように思えて、大変うれしかった。
5限、宗教音楽史。
あ~~、こちらは・・・!!出来不出来がなんと激しいことだろう!
一週間に一度の授業だと、印象が薄いのかなあ。最近講義したことは記憶しているが、昨年11月ごろのことはもう忘れている学生が多い。ショック・・・。
6時からゼミコンサートの練習。
ラプソディ・イン・ブルーが何とか形になってきた。うんうん、いいぞ!みんな卒論も試験も終えて、打ち込めるようになった。
9時半帰宅。ポン吉は元気だが、飛ぶのは無理かも・・・。
夫が獣医さんにいろいろ注意されたらしい。そりゃそうよねえ、鳩を家に入れてはいけないよね。私たち2人とも、妙なところで常識がないかも。
とりあえず傷が治るまでベランダに箱をおいて様子を見ることにする。