フレーム①、マインドマップ | サポートライター みけ の独り言

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電子書籍のはなし、文章のはなし、ことばのはなし、書く事、話すこと、ゆめのたねで喋っていることなど、言葉にまつわるいろいろなことを中心に、書いてみたいと思っています。

 

今回は、思考するときに使うフレームについて考えてみます。要はどのような枠組みを使って物事を考えていくかという事なのですが、用いるフレームが適切でないと訳の分からないことになるかもしれません。まあ、その前に「おかしいな、なんかヘンだな」と気づくと思いますが、フレームをいくつか知っていればどれがふさわしいかの見当がつくでしょう。知っているフレームがあれば、その辺りから使ってみていけばよいでしょう。

では、どのようなフレームがあるかですが、普段からあまり意識せずに使っているかもしれませんし、まったくフレームなどの型を使わずに自分流の方法という人のいるでしょう。こういう場合は手持ちの駒があればラクなので、いくつか紹介していきます。

インターネット上で調べてみたら、いくつかのフレームが出て来ました。ある記事では、創造的思考のためのフレームだけで10以上も出て来ました。これに論理的な思考のためのフレームを加えると、20ほどの数になります。これはいくら何でも多いんじゃないでしょうか。全部を自由に使いこなせることができれば問題はありませんが、いくつかでもよいのでしっかりと理解して使えるようにしたいものです。

これは私には荷が重いような気がします。どうやら全部の紹介は無理なようですね。順に調べながらいくつかに絞って書いていくことにします。ブレーンストーミングは以前に振れたことがありますので、今回は省略いたしますね。

一つ目は「マインドマップ」を取り上げようと思います。正式なマインドマップが描ける人にとっては、私が描くようなものはマインドマップじゃないとお叱りを受けるかもしれませんが、今回は思考のためのツールなので細かいルールなどはあまり触れないようにします。興味がある方は、ルールや描き方などをご自分で調べてみてください。

さて、このマインドマップですが、以前は放射状に思考を広げていって物事を脳の中の思考を見える状態にして意識上に出したうえで、全体を見渡しながら考えていくといった感じで捉えていくものと理解していました。その意味からでしょうか、拡散思考とも称されていたようでした。また、似て非なるもの(図)もたくさんあったようです。素人からすれば「似たようなものじゃないのか」という気もするのですが、それぞれに得意分野や特徴があったりしますので、一括りにして扱うのはふさわしくありません。マインドマップは開放的にした方が、個人的には”より”自由に楽しめると思います。

マインドマップにはいくつかのルールが存在します。6つとか7つとか言われているのですが、6つまでは同じで7番目が加わっている場合、「楽しむ」ということがルールとして挙がっているんです。楽しいから自由に考えることができて、楽しいからいくらでも発想が尽きないんですね。

広げるばかりではありません。発想に行き詰ったら、いったん自分が描いたマインドマップから離れてみるという事も必要です。気晴らしでもしてから戻ってみると、意外と行き詰っていたところがスルスルと引っかかることなく処理できてしまったりすることもあります。

マインドマップのルールを挙げておきますね。
 1、無地で白紙の紙を横長に置く
 2、中心(真ん中)になるべくイメージでテーマを描く
 3、そこから曲線の枝を出して構造化する

  (中心ほど大きな括り、末端ほど部分に)
 4、枝の上には単語レベルで発想や物事を書いていく

  (言葉数は少なめに)
 5、なるべくイラストなどでイメージを載せていく
 6、黒1色にならないよう、カラフルに色を使って描いていく
 7、楽しむ

特に、「枝は曲線で描く」「言葉は丸で囲まずに枝に乗せる」「カラフルに」といったルールを守ると、それだけでもいろんなアイデアが出てくるものですよ。