言語化がうまくなりたい | サポートライター みけ の独り言

サポートライター みけ の独り言

電子書籍のはなし、文章のはなし、ことばのはなし、書く事、話すこと、ゆめのたねで喋っていることなど、言葉にまつわるいろいろなことを中心に、書いてみたいと思っています。

 

世の中には、言葉で自分の思いをうまく伝える人がいます。とても羨ましく思ったりするのですが、こういった人の頭の中ってどうなっているんだろう、そんな風に思った事はありませんか。表現する言葉が適切であったり、うまく順序だてて話したり、意外なところを突いてきたりして、とても驚かされたりします。

前回の文章でトレーニングして言語化能力を向上させ話を書こうと思ったのですが、実際にはどんな能力が必要かといったくらいのところで終わってしまいました。したがって、今回は普段からどんなことに注意すればよいか、具体的に書いていきたいと思います。

私だけかもしれませんが、見聞したことや自分の思いなどを表現しようとした時に、一度にいろんな言葉が出てきたり情景が浮かんだりして、気持ちが焦ってしまったり全部伝えようとして言葉に詰まったり、果ては頭の中がフリーズしてしまったりすることが有ります。ある程度の時間的な余裕があれば何とかなるのですが、短時間でとなるとそうはいきません。そこで、仕方なく(?)自分が話すスピードを少し遅くして、考えながら伝えていくようにしているのですが、もうちょっと何とかならないかといつも悩んでいます。

1、先ず「落ち着く」こと

とりあえず、最初に気をつけることはズバリ、「焦らないこと」でしょう。当たり前じゃないかと言われるかもしれませんが、少なくともこれが出来れば言葉に詰まることはずいぶんと防げるようになります。とにかく「落ち着く」こと、これが何より大事です。自分が冷静にならなければ、その次に進むことが出来ませんから。

2、頭の中を整理する

いくらか落ち着けば気持ちに余裕が出て来ます。そうしたら、次は頭の中の整理が必要ですね。見た事と感じた事は別物です。これを分けて考えなければなりません。見た事、あるいは聞いた事、読んだ事(内容)などは、(内容の真偽は別として)全て事実です。しかし、感じた事はその次、自分がその事物に対して反応したということですね。ですから、自分が感じた事や思った事は自分にしか分かりません。他の人が私を見ていたとしても、何を考えているかの内容までは分からないのが普通です。

何を見たからどう感じた、どんな話を聞いたので何を考えた、そんな風に原因と結果の様にして捉えてみるというのはどうでしょう。

最初に感じた事はどんな内容か、いろいろ状況を見て思い直したことは何か、そんなことを時系列的に振り返ってみたり、どんなところが一番強く印象に残ったかといったポイントなど、感じた順序や印象の強さなどで優先順位を付けてみるんです。

あるいは視点や捉え方を変えてみるといったことも有っていいんじゃないでしょうか。「えっ、そこ?」っといったポイントを突くのも面白いと思います。この辺りはその人の個性や人柄が出て来るところでもあります。まあ、出せる場面は限られてくるでしょうが。

また、感じることがあったからといっても、全部を言葉にしようとする必要はありません。今書いているブログのような場所であれば別ですが、会話の場合だと一人で喋り過ぎるのは禁物です。むしろ、何を話すかを決めて一点集中的に表現する方が、耳を傾けてもらい易いでしょう。