中学の頃の同窓会。
中学を卒業して、もう40年。
あの時、ともに青春を謳歌した友人は俺も含め皆、おじさんとおばさんとなっていた。
懐かしい顔に皆、顔がほころび
思い出話に花を咲かせた。
一人ビール片手にその様子を見ていると
スッと隣に一人の女が座った。
誰だっけな…?
「久しぶり。私のこと覚えてる?」
「えーと…?」
思い出せず自分の記憶を辿ると、一人の女生徒にたどり着いた。
早瀬 春奈だ。
彼女は中学時代イジメにあっていた。
女子からは無視され、男子からはよくからかわれていた。
もちろん俺も例外ではない。
あのイジメられっ子だった奴が、よく同窓会なんかに来たな。
と思いながらも
「あ!早瀬か!!久しぶりだなぁ」
俺はさも親しかったかのように、あの時の出来事など無かったかのように早瀬に話しかけた。
「今は結婚して、北村になったのよ。」
そう言ってビールを注ぎながら彼女は微笑んだ。
しばらく他愛もない話をしていたが
次第に会話につまる。
それもそのはずだ。
早瀬との思い出など俺にとっては無いも等しいものだった。
あるとすれば…
何も考えずただ周りに流され早瀬をからかったということだけだ。
なぜだろう。
今日まで早瀬のことなど思い出したこともなかったのに
今は鮮明に思い出せる。
机に突っ伏して誰とも会話をしなかった姿を
帰り道に一人泣きながら歩く姿を
昨日のことのように鮮明に思い出せる。
「なぁ早瀬。」
「なに?」
「あの頃は…悪かったな。」
40年越しに伝えた謝罪だった。
早瀬は泣いた。
何も言わず
ただただ泣いた。
iPhoneからの投稿
中学を卒業して、もう40年。
あの時、ともに青春を謳歌した友人は俺も含め皆、おじさんとおばさんとなっていた。
懐かしい顔に皆、顔がほころび
思い出話に花を咲かせた。
一人ビール片手にその様子を見ていると
スッと隣に一人の女が座った。
誰だっけな…?
「久しぶり。私のこと覚えてる?」
「えーと…?」
思い出せず自分の記憶を辿ると、一人の女生徒にたどり着いた。
早瀬 春奈だ。
彼女は中学時代イジメにあっていた。
女子からは無視され、男子からはよくからかわれていた。
もちろん俺も例外ではない。
あのイジメられっ子だった奴が、よく同窓会なんかに来たな。
と思いながらも
「あ!早瀬か!!久しぶりだなぁ」
俺はさも親しかったかのように、あの時の出来事など無かったかのように早瀬に話しかけた。
「今は結婚して、北村になったのよ。」
そう言ってビールを注ぎながら彼女は微笑んだ。
しばらく他愛もない話をしていたが
次第に会話につまる。
それもそのはずだ。
早瀬との思い出など俺にとっては無いも等しいものだった。
あるとすれば…
何も考えずただ周りに流され早瀬をからかったということだけだ。
なぜだろう。
今日まで早瀬のことなど思い出したこともなかったのに
今は鮮明に思い出せる。
机に突っ伏して誰とも会話をしなかった姿を
帰り道に一人泣きながら歩く姿を
昨日のことのように鮮明に思い出せる。
「なぁ早瀬。」
「なに?」
「あの頃は…悪かったな。」
40年越しに伝えた謝罪だった。
早瀬は泣いた。
何も言わず
ただただ泣いた。
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