「おはよー!ねぇねぇ知ってる?」
幼馴染みの桐原あかねはいつも
ねぇ、知ってる?
から話し始める癖がある。
私はいつも決まって
「知らないよ。」
と返事をするのだ。
いつもの通学路にガラスの破片が散らばっていた。
「ねぇ、知ってる?」
「知らないよ。」
「昨日、ココで事故があったらしいよ。」
「事故?」
「うん。はねられた人、即死だったんだって。お母さんが言ってた。」
「ふーん。」
「ねぇ、知ってる?」
「知らないよ。」
「最近、隣町に新しいお店ができてさー…」
あかねの話はコロコロ変わる。
学校につくまでにいったい幾つの話を聞いたのか覚えていない。
「ねぇ、知ってる?」
「知らないよ。」
「あの事故現場におばけが出るらしいよー」
「うっそ⁉︎」
「ほんと。ほんと。なんか、学生服着ててさ、ただその場に立ってるだけらしいんだけど」
「えー。怖い。もうあの道、夜通れないじゃん!」
そんな事を話していた日に限って、帰りが遅くなってしまった。
朝、あかねが話していた事故現場を通らなければ家には帰れない。
私は仕方なく一人で歩き始めると
「おーい。」
「…?あかね!」
「今、帰り?」
「うん。助かったー。あんな話聞いたあとに一人で帰れないよ」
思いがけずあかねと帰れることになり、私は心底安心していた。
2人で他愛もない話をしているうちに、あの事故現場にさしかかった。
恐る恐る、その道を横目に歩く。
何も起こらず、何もでなかった。
ホッとしているなか、あかねが話し始める。
「ねぇ、知ってる?」
「知らないよ。」
「あの事故で死んだのって、あんたなんだよ。」
幼馴染みの桐原あかねはいつも
ねぇ、知ってる?
から話し始める癖がある。
私はいつも決まって
「知らないよ。」
と返事をするのだ。
いつもの通学路にガラスの破片が散らばっていた。
「ねぇ、知ってる?」
「知らないよ。」
「昨日、ココで事故があったらしいよ。」
「事故?」
「うん。はねられた人、即死だったんだって。お母さんが言ってた。」
「ふーん。」
「ねぇ、知ってる?」
「知らないよ。」
「最近、隣町に新しいお店ができてさー…」
あかねの話はコロコロ変わる。
学校につくまでにいったい幾つの話を聞いたのか覚えていない。
「ねぇ、知ってる?」
「知らないよ。」
「あの事故現場におばけが出るらしいよー」
「うっそ⁉︎」
「ほんと。ほんと。なんか、学生服着ててさ、ただその場に立ってるだけらしいんだけど」
「えー。怖い。もうあの道、夜通れないじゃん!」
そんな事を話していた日に限って、帰りが遅くなってしまった。
朝、あかねが話していた事故現場を通らなければ家には帰れない。
私は仕方なく一人で歩き始めると
「おーい。」
「…?あかね!」
「今、帰り?」
「うん。助かったー。あんな話聞いたあとに一人で帰れないよ」
思いがけずあかねと帰れることになり、私は心底安心していた。
2人で他愛もない話をしているうちに、あの事故現場にさしかかった。
恐る恐る、その道を横目に歩く。
何も起こらず、何もでなかった。
ホッとしているなか、あかねが話し始める。
「ねぇ、知ってる?」
「知らないよ。」
「あの事故で死んだのって、あんたなんだよ。」