さあさあ、しれっと再開するよ。
今回は同じ写真撮影でもセルフィー とは一味違うプロフォト、又はフォトOPSと呼ばれる代物。プロフォトとは文字通りプロフェッショナル・フォトグラフの略称である。現地やコンベンションのホームページでは基本的に「フォトOPS」と呼ばれている。
これはゲストテーブルにて料金を支払いその場で撮影するセルフィーと異なり、事前にネットで料金を支払い、決められた時間に会場内の決められた撮影ブースにてゲストと写真を撮ることを言う。アタクシはカメラについて知識が乏しく素人説明になってしまって申し訳ないが、要は写真屋さんで撮るような設備の中で撮る写真と言えばお解り頂けるかなと。
フォトOPSのお値段はサインと同じでゲストによって変わってくる。大スターともなれば当然高額になってくる。例えば大作「ロード・オブ・ザ・リング」にフロド役で出演したイライジャ・ウッドのフォトOPS価格は2022年の現在に於いて100ドルである。
これは今年ダラスで開催されるFan Expoのスクショ。
ネットで購入した際にバウチャーと呼ばれる証明書のようなものがPDFファイルとして自身のメールアドレスに送られてくる。QRコード付きだったり普通の購入証明書であったりコンベンションによって様々ではあるが基本的にこの2つのバウチャー形式。これをスマホに表示したり印刷して持参し撮影ブースの列に並びスタッフさんへ提示する。
大抵この写真のようなバウチャーでメールアドレスに送られてくる。因みにこれは2019年のFan Expo Dallas。ネットで購入して印刷し現地へ持参したもの。
ここでワンポイント。規模の大きいコンベンションだと撮影ブースも数か所設けている為、同時進行で何人ものゲストがフォトOPSの撮影をしている事がある。会場図やイベントパンフ、フォトOPSスケジュール表を必ずチェックし指定のブースへ時間に余裕を持って行かねばならない。フォトOPSスケジュール表はコンベンションのホームページ、或いはイベントパンフに載っているので事前にチェックしておくこと。
そしてもう一つ、肝心のバウチャーをきちんと用意しなければ撮影に臨めない ので参加する際は要注意。
さて列に並び待ちに待っていよいよ自分の番が訪れた。ゲストと一緒に撮影だ。
東京コミコンやハリコンに参加された方はご存知かも知れないが、ゲストと撮影する際はマナーとルールさえ守っていれば基本的に自由である。これはセルフィーの時と同じだね。肩を組んだりハグしながらだったり、ゲストに因んだ私物グッズを持ち寄ったりお客さんによって様々。その様子を順番待ちの時に眺めて楽しむのも一興。
ここからはケースバイケースな話。ゲストによって写真撮影のポーズ規制がある。規制というと大げさかもしれないが、大物ゲスト特有のルールのようなものがある。客の多い場合だと殆ど絡みもできずに流れ作業的ベルトコンベア方式に撮影が進む。「はい次、はい次、はい次ーー。」といった具合に。そこで変に粘ったり会話を挟もうものならカメラマンさん、若しくはスタッフさんから怒られる事があるので気をつけよう。アタクシも過去に数回怒られました…。反省。
余談ではあるがアタクシが特に感心したのはブルース・キャンベル。彼は独自のやり方で撮影する。この話はいずれSpooky Empire編で述べようと思う。
短い時間ではあるがゲストとの楽しいひとときの後、撮影された写真はブース外にプリンターが設置されておりスタッフさんがプリントアウトされた写真をテーブルに並べる。ここから自分の写真をお持ち帰りすれば終了となる。コンベンションによってはオプションとして支払料金にプラスすれば、写真のダウンロードサービスを実施しているところもあるのでフォトOPS購入の際はこれも要チェック。
長々能書きを垂れたが簡単にフォトOPS手順をまとめるとこんな感じ。
1.ネットで撮影チケット購入
2.バウチャーを受け取り保存、又は印刷
3.当日の会場にて指定された時間に撮影ブースへ移動
4.列に並ぶ
5.自分の番が来る
6.撮影
7.写真の受け取り
こんなところかな。
受け取った写真にサインを入れてもらったりする人も多く、一生モノの記念品になること間違いなし。アタクシも何枚かそのような写真を持っているが、その内の一枚は遺影に使ってほしいぐらいお気に入り。
コンベンションの楽しみの一つであるフォトOPS。セルフィーとはまた違った魅力と楽しみ方がある。行かれた際には是非とも経験して頂きたい!
次回は概要第5弾、ベンダー(出店)について書こうと思っております。お待たせしてしまいごめんなさい。頑張って書いていきますので、どうぞ長い目で見守って頂ければと思います。
ではまた。