🟨①善知識について【教行信証化土巻・涅槃経】第一真実の善知識は菩薩諸仏なり〖畢竟軟語・畢竟呵責・軟語呵責【令和6年6月12日】
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🟥https://youtu.be/0MLiy4pn2ng?si=2Pj59aQosql9XAJy
1️⃣🟫🟩🌟〖レジメ資料〗【教行信証化土巻】
🟥【意訳】🟥
また次のように説かれている (涅槃経)。
🟨「善良なものよ、 もっともすぐれた真の善知識は、 仏や菩薩たちである。
🟨なぜなら、 常に三つの善い方法で、衆生の心をととのえて、導くからである。
🟨その三つとは、何かというと、
🟨一つには、 この上なく、優しい言葉を用いること、
🟨二つには、 この上なく、厳しい言葉を用いること、
🟨三つには、 優しい言葉と厳しい言葉を併せて用いることである。
🟨このような訳で、仏や菩薩たちは、真の善知識なのである。
🟨また次に、 善良なものよ。
仏と菩薩とは、すぐれた医者であるから、善知識という。
🟨なぜなら、 病のことも、薬のこともよく知っており、 病にあった薬を与えるからである。
🟨たとえば、名医が病を治すのに、様々なすぐれた手当をするようなものである。
🟨まず病状を見るのであるが、 病の症状には、三種類がある。
🟨その三つとは何かというと、 咳と熱と寒気とである。
🟨咳の出る人には、溶かしたバターを与え、
🟨熱のある人には、氷砂糖を与え、
🟨寒気のする人には、しょうが湯を与える。
🟨病の原因を知って、薬を与えるから、 病が治るのである。
🟨だから、名医というのである。
🟦【原文】🟦
🟩またのたまわく(涅槃経・徳王品)
🟩「善男子、第一真実の善知識は、いわゆる菩薩・諸仏なり。
🟩世尊、何をもつての故に、常に三種の善調御(ちょうご)をもつての故なり。
🟩何らをか、三つとする。
🟩一つには、畢竟軟語(なんご)、
🟩二つには、畢竟呵責(かしゃく)、
🟩三つには、軟語・呵責なり。
🟩この義をもつての故に、菩薩・諸仏は、即ちこれ真実の善知識なり。
🟩また次に善男子、仏および菩薩を大医とするが故に、善知識と名づく。
🟩何をもつての故に、病を知りて、薬を知る、病に応じて、薬を授くるが故に。
🟩たとえば、良医の善き八種の術の如し。
🟩まづ病相を観ず。相に三種あり。
🟩何らをか、三つとする。
いわく、風・熱・水なり。
🟩風病の人には、これに蘇油(そゆ)を授く。
🟩熱病の人には、これに石蜜(しゃくみつ)を授く。
🟩水病の人には、これに薑湯(きょうとう)を授く。
🟩病根を知るをもつて、薬を授くるに、差(い)ゆることを得。
🟩故に良医と名づく。
⏹️善調御 ⇒ 衆生の心をよく ととのえる指導方法。
🔷仏の別名➡️ 調御丈夫
⏹️畢竟軟語 ⇒ この上なく、やさしい言葉。
⏹️畢竟阿責 ⇒ この上なく、きびしい誠め。
⏹️軟語呵責 ⇒ やさしい言葉ときびしい誠めとを合せ用いること。
⏹️八種の術 ⇒ 治身・治眼・治胎・治小児・治瘡(ちそう、かさ、きず)・治毒【中毒や毒虫にさされたのを治す】・治邪【邪気鬼病を治す】 ・知星【治療に当って星の動きを知る】の八をいう。
⏹️風病・熱病・水病 ⇒ 人体を 構成する、地水火風の四大のうち、風大の不調によって、風病、
火大の不調によって熱病、水大の不調によって水病がおこるという。
⏹️蘇油(そゆ)⇒ 牛酪からつくった油。食用、あるいは塗身に用い
る。また、蘇摩那(そまな)の花汁でつくった香油。
⏹️石蜜⇒ 氷砂糖。
⏹️薑湯 ⇒ しょうが湯。
【終了】
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1️⃣🟫🟩🌟〖レジメ資料〗【教行信証化土巻】
🟥【意訳】🟥
また次のように説かれている (涅槃経)。
🟨「善良なものよ、 もっともすぐれた真の善知識は、 仏や菩薩たちである。
🟨なぜなら、 常に三つの善い方法で、衆生の心をととのえて、導くからである。
🟨その三つとは、何かというと、
🟨一つには、 この上なく、優しい言葉を用いること、
🟨二つには、 この上なく、厳しい言葉を用いること、
🟨三つには、 優しい言葉と厳しい言葉を併せて用いることである。
🟨このような訳で、仏や菩薩たちは、真の善知識なのである。
🟨また次に、 善良なものよ。
仏と菩薩とは、すぐれた医者であるから、善知識という。
🟨なぜなら、 病のことも、薬のこともよく知っており、 病にあった薬を与えるからである。
🟨たとえば、名医が病を治すのに、様々なすぐれた手当をするようなものである。
🟨まず病状を見るのであるが、 病の症状には、三種類がある。
🟨その三つとは何かというと、 咳と熱と寒気とである。
🟨咳の出る人には、溶かしたバターを与え、
🟨熱のある人には、氷砂糖を与え、
🟨寒気のする人には、しょうが湯を与える。
🟨病の原因を知って、薬を与えるから、 病が治るのである。
🟨だから、名医というのである。
🟦【原文】🟦
🟩またのたまわく(涅槃経・徳王品)
🟩「善男子、第一真実の善知識は、いわゆる菩薩・諸仏なり。
🟩世尊、何をもつての故に、常に三種の善調御(ちょうご)をもつての故なり。
🟩何らをか、三つとする。
🟩一つには、畢竟軟語(なんご)、
🟩二つには、畢竟呵責(かしゃく)、
🟩三つには、軟語・呵責なり。
🟩この義をもつての故に、菩薩・諸仏は、即ちこれ真実の善知識なり。
🟩また次に善男子、仏および菩薩を大医とするが故に、善知識と名づく。
🟩何をもつての故に、病を知りて、薬を知る、病に応じて、薬を授くるが故に。
🟩たとえば、良医の善き八種の術の如し。
🟩まづ病相を観ず。相に三種あり。
🟩何らをか、三つとする。
いわく、風・熱・水なり。
🟩風病の人には、これに蘇油(そゆ)を授く。
🟩熱病の人には、これに石蜜(しゃくみつ)を授く。
🟩水病の人には、これに薑湯(きょうとう)を授く。
🟩病根を知るをもつて、薬を授くるに、差(い)ゆることを得。
🟩故に良医と名づく。
⏹️善調御 ⇒ 衆生の心をよく ととのえる指導方法。
🔷仏の別名➡️ 調御丈夫
⏹️畢竟軟語 ⇒ この上なく、やさしい言葉。
⏹️畢竟阿責 ⇒ この上なく、きびしい誠め。
⏹️軟語呵責 ⇒ やさしい言葉ときびしい誠めとを合せ用いること。
⏹️八種の術 ⇒ 治身・治眼・治胎・治小児・治瘡(ちそう、かさ、きず)・治毒【中毒や毒虫にさされたのを治す】・治邪【邪気鬼病を治す】 ・知星【治療に当って星の動きを知る】の八をいう。
⏹️風病・熱病・水病 ⇒ 人体を 構成する、地水火風の四大のうち、風大の不調によって、風病、
火大の不調によって熱病、水大の不調によって水病がおこるという。
⏹️蘇油(そゆ)⇒ 牛酪からつくった油。食用、あるいは塗身に用い
る。また、蘇摩那(そまな)の花汁でつくった香油。
⏹️石蜜⇒ 氷砂糖。
⏹️薑湯 ⇒ しょうが湯。
【終了】